■ [う~ん]旭山動物園

旭川について旭川市が旭山動物園に依存していることがよく分かりました。朝一番に町を出発して30分後に到着しました。ついてびっくりしたのは中学生以下は無料です。大英断です。意気込んで入場しました。
が、「はずれ」です。動物の見せ方に新機軸があることは十分に認めます。が、それだけで、全体的にアンバランスです。印象としては、動物の見せ方を決める人に頭のいい人が数人いるだけの動物園です。
本日は、旭山動物園としては特別混雑した日とは思えません。しかし、食堂・トイレ(特に女子便所)が大混雑です。こんな時は、人の持つエゴイズムがもろだしになるので、不快な思いをします。明らかにこの面での知恵はないように思います。これが「動物の見せ方を決める人に頭のいい人が数人いるだけ」と思った原因です。さらに言えば、動物の見せ方といっても、建物関係のみとも言えます。入場直後(9:30)に動物のふれあいコーナーに行ったら、なんと掃除中で「ふれあえません」でした。馬鹿馬鹿しくあきれました。想像してください。10時開店のデパートに入ったら、3階の売り場は準備中で買い物できなかったとしたら・・・。もし、トータルな企画を出せる人がいて、その一つに動物の見せ方が含まれるならば、こんなアンバランスな動物園にはならないと思います。
また、職員は参観者が「嫌い」という印象を持ちました。職員が参観者に笑顔を見せている場面は極端に少なかったです。まあ、しょうがないでしょうね。「フラッシュ禁止」と連呼しているそばで、フラッシュ撮影をする人が続出しているのですから。でも、我が家のように、それに対応している人までも嫌いになる必要はないように思います。この動物園の管理職が、動物園が客商売であることを分からせていないように思います。
まあ、トータルに言えば、一度はきても良い場所かもしれません。しかし、二度は絶対にいきたくない。さらに言えば、人から「どうだった?」と聞かれたら、「いかない方がいいよ。むしろ、ゆったりと動物を見られる手近の動物園の方が良いよ。少なくとも、小さい子どもはそう思う」とアドバイスします。
ちなみに、上記と同様な印象を持った柏崎トルコ文化村は、数年で客足は激減し、最後は潰れました。
追伸
根本的改善をするとしたら、かなりの資本投下が必要です。しかし、それは危険性が高い。私が管理者だったら、社員教育をちゃんとします。そして、ジブリ美術館のように予約制にして入場者数を制限します。その方が、長く生き残るように思います。地方動物園がバブルに踊っているという印象です。