■ [大事なこと]心を病む
今、多くの教師が心を病みます。しかし、それを個人に原因を帰すのは『学び合い』の作法ではありません。個人のレベルだったら、極めて善意の人です。だって、「子どもが悪い、親が悪い、学校が悪い」と他者に責任をなすりつけられるならば、自分の心は病まない。自分を責め続けるから、心が自己防衛しているのですから。
原因は、職場のネットワークの崩壊、それ以外にありません。どんなに大変な学校であっても、互いに支え合い、時には傷をなめ合うことが出来る職場であれば、心を病むことはありません。職場のネットワークの構築、これが出来るのは『学び合い』だと確信しています。教科内容ではなく、子どもに視点を移すことにより、教師同士の会話が成立します。枕草子の解釈を話題にされても、理科教師はついていけません。でも、互いに教えているクラスの○○さんの行動だったら、いっしょに話し合えます。さらに、クラスを越え、教科を越え、学年を越えた合同クラスによって、本当の教科学習における教師の協働が成立します。これは『学び合い』「だけ」が出来ます。
多くの同志へ
多くの教師を救い、自らを守るためにやるべき事をやりましょう。今の学校は、誰もが心を病む可能は高いのです。もちろん、自分もです。