■ [大事なこと]したたか
私は様々な教え子がいます。実にしたたかな人もいます。ある人は、実に当たりが柔らかく、何も考えていないような印象を与えます。しかし、私のゼミを選ぶのですから、かなり過激で、かなり熱い人です。とにかく、中庸であることを目指すことを第一にするより、一つを見極めたいという人であることは確かです。久しぶりに、にこやかな顔の下の「牙」を感じて、笑いました。ま、教え子自慢です。
■ [大事なこと]羅漢
ある人は、一つの理論に偏る危うさを指摘しました。しかし、広く学べるか疑問です。理論とは終始一貫した体系です。その体系は、体系のさわり集を集積しても意味ないことです。一つの体系を学び、それを比較して他を学ぶというのが体系を学ぶ一つの道です。その場合は、一度、一つの体系を「信じ」るべきだと思います。信じて一つの体系を学んだ後は、それを脱皮することはありですが、並列では絶対に無理です。
ゼミ生のメモを読んですっきりしました。
http://ameblo.jp/chiba-manabiai/entry-10798897082.html
http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20031021/1172926774
■ [大事なこと]強者の論理
教員に対する要求、そして、教員養成に対する要求を概観すると、「もっと」とか「当たり前」と言う人がいる。その多くは、傍観者。でも、最も強行に求めるのは「強者」だと思う。自分は出来た、だからお前もやれという人。もっとたちが悪いのは、人の理論の受け売りや、個人的な成功談を元にして求める人。
教員に求めることを項目にすると、長い長い巻物が出来る。それを読むと、私などがそれを読むと、「そんなの学び取るのに一生でも足りないじゃん」と思う。
理論的に出来ると主張する。中には自分は出来た(と思い込んでいるのでしょうね)と主張する。ま、でも、実害は殆ど無い。だって、そんなことを本気に信じる人は殆どいないし、信じても続かない。
私が若いゼミ生を学校現場に送り出すとき、三つのことだけを求める。第一に子ども・保護者の悪口を言うな。第二に、先輩と繋がれ。第三に自分は自分。万巻の要求出しても無理。それを学び取る基本だけを持って、その場で学ぶしかないと思うからです。http://bit.ly/cvZD4I
そして、私が『学び合い』を学ぶ際に求めるものも二つだけ。学校教育で学ぶべきものは何かを突き詰めて欲しい。子ども「たち」は、あっぷあっぷしている自分一人の力より優れている。
なお、この後者に関しては、個人的な成功談を元にしているのではありません。数多くの学術研究と、実践研究のデータに基づくものです。
補足しますが、「これこれをやったらうまくいきました」ということを証明しても蓋然性は不十分です。何故うまくいったかの、内部のシステムの実証データと理論が必要なんです。統計で嘘の付き方の本を読めば、このあたりが書かれています。
■ [ゼミ]発表会
発表会が終わりました。大満足です。ただ、我々は多方面なことをやっているので、そのごく一部しか出せない。それが心残りです。でも、これから出してくれるでしょう。
ということで、これで終わりではなく、まだありますよ。ふぉふぉふぉ
■ [お誘い]会
2月26日に石川県津幡市で『学び合い』の会が開かれます。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/Toyama/20110211/1297431143
3月6日に長野市の信州大学で『学び合い』の会が開かれます。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/maya-1/
このような情報はhttp://www.mag2.com/m/0000270912.html
に登録すると分かります。