■ [大事なこと]におい
色々な学校に行って、色々な先生と会って、「あ、この人、『学び合い』を直ぐにやるな」と言う人は直ぐに分かります。絞めるところと緩めるところのメリハリが出来る先生です。具体的な授業の様子で言うと、とにかくわいわいと賑やかなんです。その先生がなんか話すと、子どもたちがそれに笑いながら「突っ込み」を入れます。その対話の中で授業が進みます。しかし、その先生が真顔になって話し始めると子どもたちも直ぐに頭を切り換え真顔で対応します。でも、その時間は極わずか。話題は前向きで面白い人が多い。
逆に、「とりあえずは、やらないだろうな~」という人もいます。典型的なのは、絞めっぱなしの授業をする人です。休み時間はフランクになる人もいますが、とにかく授業は絞めっぱなしなんです。
両者の違いは、子どもに任せられると子どもを信じられるか否か。そして、子どもに任せてもちゃんとコントロールできると自分を信じられるか否かです。
追伸 後者の方も、周りが『学び合い』を実践することによって変わります。ようは、どこを押さえれば、子どもは任せられるかが分からないから、怖いから絞めっぱなしになっているのですから。