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2012-01-20

[]閑・手抜き 08:52 閑・手抜き - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 閑・手抜き - 西川純のメモ 閑・手抜き - 西川純のメモ のブックマークコメント

 この手のことを書くと、直ぐに3、4人の方から「私ではないでしょうか?」と言われるので最初に書きますあなたではありません。主に、過去現在未来ゼミ生に向けてです。

 私は仕事が早いです。1年間の連載記事を頼まれた場合、大抵はその日のうちに書き上げ、推敲を含めて3、4日で出版社に送ります。その他、何でも早く終わらせます。理由はものすごく忙しいからです。目の前の仕事を「今」こなさなければ、あっという間に仕事の山が築かれます。私の所には、後から、後から仕事が来ます。それを分かっているので、「とりあえず、後でやろう」ということはしません。やらなければならない仕事を「あとでやろう」と思うのは、「閑」だからです。だから、与えられた仕事を直ぐにやらない人のことを私は「忙しいから」とは考えません。「閑だから」、「適当に考えているから」と考えます。それが証拠に、そういう人は「忙しい」と言いながら、潤いのある時間を過ごしています。例えば、食事に外に行くとか、食事の時の雑談を楽しむとか、寝坊をするとか、音楽テレビをするとかです。私の場合は、そういう時間があったら、まずしなければならない仕事をこなします。繰り返しますが、ものすごく忙しいからです。

 希に、本当に手一杯の仕事をこなしており、上記のような潤いのある時間を全くない人がいます。その場合、私は「面倒くさがっているのだな」と見ています

 私が大学4年の時、推薦書を書いて欲しいと指導教官の石坂先生に頼みに行きました。ところが、石坂先生は「自分で書きなさい」と言うのです。私はビックリしました。その後、石坂先生も石坂先生先生にそう言われたことを説明し、何故、自分で書いた方が良いのかという理由と、書き方のポイントを教えてくれました。そして、結果として自分勉強になることを理解しました。(最終チェックは石坂先生がやってくれました)

 本当に仕事が手一杯になる最大の理由は、人の仕事まで自分一人で背負い込んでいるからです。背負っている人は、「みんながやらないから、出来ないから、自分でやらざるを得ない」と思っているのだと思いますしかし、違います。その人が背負っている仕事の多くは、「別な人が背負うべきだし、背負えるし、背負えばその人にとってもプラスになる仕事」です。ところが、他の人に「別な人が背負うべきだし、背負えるし、背負えばその人にとってもプラスになる仕事であることを説明し、納得させるのが面倒くさいのです。だから自分で背負ってしまうのです。たしかに、人に仕事を背負わせるのは面倒です。自分でやれば、それよりは「楽」です。しかし、そうしている限りは仕事の山がついて回ります。そして、結局、仕事の質を低め、組織迷惑が行くのです。最初は手間でも説明し、納得させるべきです。そのうち、それが文化になれば、いちいち説明しなくて良くなります

 私の場合は、舞い込んでくる仕事を「私にしかできないことか否か」と「組織にとって、その正否は絶対的であるか否か」で仕事を分類します。「組織にとって重要で、私にしかできないこと」は私がやります。「組織にとって重要性、私以外の人でも出来ること」は最も適任な人に任せ、私なりのポイントアドバイスします。「組織にとって重要ではなく、私にしかできないこと」はその多くを人に任せ、最終段階を私がやります。「組織にとって重要ではなく、私以外にも出来ること」は、私は絶対にしません。(もちろん、組織から文句を言われないだけ「組織にとって重要で、私にしかできないこと」を十分にします)

 以上のことをすることを徹底することによって、「組織にとって重要で、私にしかできないこと」を十全に出来て、家族迷惑のかからない仕事が出来ます

追伸 その組織管理職無能である場合は、上記の限りではありません。その場合は、限りなく「無能」のふりをすることを勧めます。そして、その直属の管理職以外の人と繋がることを勧めますしかし、私はこの手のことに関して無能ではなく、西川ゼミは有機的な組織を持っていると確信しています。不遜ながら。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20060223/1140679791

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20010315/1173103326

[]ワークシェアーの育休 08:52 ワークシェアーの育休 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ワークシェアーの育休 - 西川純のメモ ワークシェアーの育休 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最近メモhttp://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20120111/1326239303)のことを考えているうちに、育児休暇の方法を思いつきました。少なくとも、夫婦とも同一校種の教員場合は可能ではないかと思うのです。

 育児休暇を夫婦共で申請します。夫婦の勤務校のうち比較的大きな学校に、育児休暇に入る年度に異動します。小学校では二人で一つのクラス担任を分担するのです。例えば、月曜、火曜は夫が出勤し、妻が育児休暇です。水曜日木曜日金曜日は妻が出勤し、夫が育児休暇です。つまりワークシェアーするのです。学校での出来事、重要事項は家で引き継ぎをします(もちろん、家でのことも)。中高で担当教科が違う場合は、その教科の中で調整し曜日を定めます。そして、担任や校務分掌は夫婦ワークシェアするのです。

 思いつきなのですが、良いアイディアのように思えます。これがいいならば、大会社でもやってはどうかなと思います社内恋愛結婚したら妻が寿退社という事例も多いですが、そうではなく夫婦共に同一会社で働き続け、上記のシステムを活用できれば、女性キャリアーを継続することが出来るように思います。どうかな~?