■ [大事なこと]民主主義

「人民の人民による人民のための政治」は民主主義を端的に表した宣言だと思います。
しかし、我が国の教科内容の検討の場合、古い時代の共和主義のように思えます。すなわち、人民の知恵を信じられず、「選民の選民による選民のための政治」が人民のための政治になると思っているのです。例えば、理科の教科内容(これは他教科に置き換えても同じです)は「理科人の理科人による理科人のための理科」となっています。
理科が国民全員のための教科であるならば、何故、教科内容の検討に理科人以外の人が関わらないのでしょうか?特に、理科が嫌いな人(つまり日本人の過半数)が議論に入るべきだと思います。
それを駄目だという方の意見を聞いて下さい。その意見は、奴隷制度を容認したアテネ市民、普通選挙を拒否した近世の市民が主張した意見と同じです。それが現代の日本でまかり通っていることに不思議を感じない。