■ [大事なこと]影響力
私は大学の教師です。で、小学校、中学校、高等学校の先生と現場に対しての影響力は違うでしょうか?「私」ではなく大学教師のことを考えて下さい。
みなさんのすんでいる地域の大学(教員養成系大学・学部)の教員の中で何人名前を思い出せるでしょうか?そして、思い出せる教師がいたとして(かなり危ういですが)、その教師の学校現場に対する影響力はどれほどでしょうか?
次に、皆さんの学校段階の先生方を思い出して下さい。そして、学校現場に影響力を持つ人を思い出して下さい。それも校長や指導主事出ない人。こちらは確実にいます。それらの人が何故影響力があるかを考えて下さい。分析すれば、その多くの人は実はたいしたことではないけど、ずっと続けているからだと思います。
何を言いたいか。つまり、大学教師である私より、小中高の先生方の方が、小中高の学校現場への影響力という点ではアドバンテージがあるということです。もちろん、簡単ではありません。しかし、大学教師よりはアドバンテージがある。大多数の大学教師の出来ること、研究会で講演して、1時間以内に講演内容を忘れられこと(最悪、馬鹿にされること)ぐらいなのです。
■ [大事なこと]ソフト
私は自分の健康を守るために、講演に関してかなりのものを求めています。
私が必要としているところは、それでも出してくれます。それも1公立学校が工面するのです。ありがたいことです。
私の経験上、某地域の行政はお金を出しません。手近に大学がいっぱいあるので、手近な大学の教師を使うことを前提としているシステムです。
ところが、そんな状況が変わっていることを本日知りました。ハードではなく、ソフトに予算を出す価値を見いだしたのです。
追伸 大部分の方には意味不明ですが、現在の教育工学研究のベースが変わるかもしれません。実はソフトもハード的なのです。ようは、それを使う「人」が大事なのです。