■ [大事なこと]インクルーシブ

ある本の原稿に書きました。
私は「インクルーシブ」という言葉が大嫌いです。
誰が誰をインクルーシブするのでしょうか?
それは一人一人がインクルーシブなはずです。
全員がね。
が、その香りがない。
健常者がインクルーシブするように、普通に書いている本や記事が多い。
ちがうだろ。
我々全員がインクルードされないと生きていけないのに。
色々表現方法があるけど、でも、インクルーシブという言葉は好きになれない。
『学び合い』で健常児のクラス担任と特別支援学級の担任の利害調整の時に常に、そこが問題になるから。
その垣根がなくなることが、両方にメリットがあるから。
が、マジョリティの健常児のクラス担任には、インクルーシブするという意識がある。
ちがう。子ども達一人一人、全員が、受け入れ、受け入れられる。そうであれば、インクルーシブという言葉は適当ではない。だって、個々人のレベルで受容する際にはインクルードは使わない。
■ [お誘い]全校『学び合い』

学年一クラスレベルの学校、つまり、小学校だったら全校200人弱、中学校だったら全校100人弱の学校の場合、幼稚園・小学校の9年間、中学校も含めれば12年間、ずっと同じメンバーで学び続けます。結果として、以下のようなことが起こります。
固定的な序列が形成される。
お互いに分かっているので言葉がいらない。
成績上位層が手を抜き、成績下位層が諦める。
そして、進学によって新たな大きな集団の中に入るとき不適応を起こす子がいる。
これを解消するには多様な人間関係を経験することが必要です。しかし、学年一クラスだと難しい。これを全校『学び合い』だと解決できます。全校『学び合い』は『学び合い』導入の最も安全な導入方法です。これによって教師同士の『学び合い』が可能になります(詳しくは『学び合い』ジャンプアップをお読み下さい)。なお、『学び合い』が定常化すれば、わたり、ABカリキュラムを解消することが出来ます。
さて、高知県四万十市立昭和小学校(高知県内には別な昭和小学校がありますのでご注意下さい)では、全校『学び合い』を定常化し、公開しております。ご興味があれば、学校(窓口 國友先生)にお問い合わせ下さい。お誘いします。以下、学校からの案内文です。
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本校が平成25年度末から全校『学び合い』を始め、公開させていただくようになってから、もうすぐ丸2年を迎えようとしています。
おかげさまで、興味を持っていただいた方々が県内外から参観に来てくださっています。
さて、3学期の全校『学び合い』の日程が決まりましたのでお知らせいたします。
ぜひおいで下さり、子ども達への励ましや活動へのご意見ご感想をいただければ幸いです。
なお、あくまでも予定ですので、諸事情により変更することもございますので、おいでになる際は、事前にご連絡くださいますようよろしくお願いいたします。
①1/20(水)4校時
②2/5(金)6校時
③2/19 (金)6校時
④2/26 (金)4校時
⑤3/2 (水)4校時
⑥3/16 (水)4校時
6校時は14:55~15:40
となっております。
外部の方も少しでもおいでいただきやすいよう、金曜日の6校時にも設定しました。
子ども達にとっては少し疲れ気味の日程にはなりますが、その中であっても頑張る姿をごらんいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
四万十町立昭和小学校