■ [お誘い]編集長からのメール
教育同人社はずっと昔から『学び合い』を物心両面でサポートしていただいています。その編集長からメールが来ました。困ったことがあれば相談して下さい。
ちなみに、教育同人社のテストと一対一対応している『学び合い』課題を教育同人社のHPにアップしています。
******************************
西川先生
教育同人社の山口です
今年度は,積極的に『学び合い』の同志に会いに行きました
おかげさまで,島根,岡山,広島,群馬,宮城,福島,福岡,大分,高知,長野,新潟,千葉,埼玉,東京など,
多くの地域の先生方と語り合うことができました
皆様から一様に感じたのは,「子どもの幸せのために学校があり,教師がいる」という点です
『学び合い』の同志の先生方の子ども観,学校観,先生観に触れるのは,とても気持ちが良いです
今年も多くの授業を参観することができました
子どもが学び合いやすいしかけ,子どもの実態に合わせた語り,子どもも参観者もわかる評価の仕組み など,
様々な『学び合い』に出会いました
『学び合い』は確実に進化していると感じています
いまアクティブ・ラーニングが注目されています
子どもたちが主体的に学び,友だちと交流し,深く考えながら全員の課題達成に向けて全力を尽くす
すでに,『学び合い』はアクティブ・ラーニングを具体化しています
今年の特徴として,国語や社会の『学び合い』に多く出会いました
正解はひとつではなく,そこには多様な考え方があります
「自分の考えを持ち,他者と比較し,考えを深めていく」
「第三者に質問をしてもらい,それに答えることで穴を潰す」という子どもの活動は,
すでに企業がしていることと同じだと思いました
こういった経験を積んだ子どもたちが社会で活躍することを企業人として望んでいます
これからの日本は少子化が進み,企業の終身雇用・年功序列は崩壊し,不安な要素が多いと思っていましたが,
『学び合い』で力強く学ぶ子どもたちを見て,救われています
教育同人社は,この素晴らしい『学び合い』をこれからも応援していきます
各地の勉強会やセミナーに参加し,もっと『学び合い』の素晴らしさを学び,広げたいと思っています
『学び合い』を実践する先生や会の活動をサポートしていきます
28年度も,各地域の『学び合い』勉強会に参加し,『学び合い』の会に対して様々な支援をしていきたいと思っています
引き続き,よろしくお願いいたします
++++++++
追記
来年度の教育同人社のテストは、総ルビテストも対応します
4月1日から施行される「障害者差別解消法」の合理的配慮の一貫で、全ての漢字にふりがなをふったテストです
先生の注文に合わせて、例えば30人学級であれば、
総ルビテスト2部と通常のテストを28部のような対応ができます
これは『学び合い』の「一人も見捨てない」を具体化した画期的な企画だと思っています
ぜひ、多くの困っている子どもや先生の助けになりたいと思っています
よろしくお願いいたします
■ [嬉しい]後白河法皇
学術の業績を持つ人は星の如くいます。実践の業績を持つ人は星の如くいます。ところが、学術と実践の業績を持つ人は殆どいません。なぜなら両方の業績を評価するシステムがないからです。例えば大学では学術の業績は評価対象となりますが、実践の業績は評価対象とはなりません。私が教授になったとき、その評価対象は学術論文のみで、実践書は全く評価されません。それは実践も同じです。だから、両方の業績を上げるインセンティブがないのです。そして、学術と実践は軽蔑を含んだ無視の関係です。
しかし、私は学術と実践は個人の中で融合すべきだと考えており、そのように学生を指導してきました。いま、そのような人材を求められるようになって、時代がやっと私に追いついてきたことを感じます。
私の職場には桐生さんと水落さんという教え子が勤めています。そして、教職大学院の同僚は絶対に後ろから撃たないことを確信できる人達です。ということで、後白河法皇のように生きることが出来ます
新潟県の人事が発表になったので書けますが、来年度から教え子の片桐さんも同僚になります。院政の体制はさらに盤石となります。あと、まだ発表していいのか分からないので書きませんが、『学び合い』の仲間も一人加わります。
とにかく、学術と実践の業績を両方持つ人は、本当に僅かです。それを本学で集められることは強みです。