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2016-08-09

[]犯人捜し 20:17 犯人捜し - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 犯人捜し - 西川純のメモ 犯人捜し - 西川純のメモ のブックマークコメント

 最初に、以下で述べることに関して、リンクの記事以上のことは知りません。その前提でお読みください。

 支援学校教員が知的障害者である生徒に対して、暴言・暴行を繰り返していた(http://www.sankei.com/west/news/160809/wst1608090003-n1.html)。これに関しては、教師という以前に刑事事件・民事事件として黒白を明らかにすべきです。教育的配慮などという意味不明なことを持ち出す前にです。

 若い教師が自殺された。それが公務災害として認定された(http://www.labornetjp.org/news/2012/1343704451335staff01)。管理者は結果責任は問わられなければならない。特に、民事的には。

 このことを踏まえた上で、以下を書きます。

 私にはこの二つの事件が同じように見えます。つまり、犯人はみんなです。その中には学校をつるし上げている保護者も例外ではありません。そして、社会の一員である私もです。

 我々はみんな教員に色々なことを要求しています。それは教師である我々もです。

 社会は、管理職は、保護者は「教師だったら・・・・・すべきだ」、「教師なのだから・・・・・するべきではない」と求めます。でも、そのすべてに応えることが出来るでしょうか?教師だったら、分かっているはずです。出来るわけない。ところが教師である我々も「教師だったら・・・・・すべきだ」、「教師なのだから・・・・・するべきではない」と同僚や自分に求めます。

 私はもっともっと訴訟が起こればいいと思います。「訴えますよ」と言われたら、「どうぞ」と応えればいいのです。教師も教育委員会や、管理職や、保護者を訴えればいい。それを「なあなあ」でしているからハッキリしない。裁判の場で黒白を決めればいい。第一、そんなことをし始めれば、判例は蓄積されます。やがて無用な訴訟は減じ、訴訟は沈静化するはずです。

 無理なことを求められればたまるものがあります。それを外に出せば子どもに対する暴言・暴行に現れ、それをうちに出せば鬱になり、最悪、自殺に至る。だから、私には二つの事件は同じに見えます。個人や個々の学校は責任をとらねばなりませんが、それに留まっていては本質的な解決にはならないと思います。

追伸 多くの人はもっと賢い方法をとります。つまり、サボタージュです。でも、それではそれをする能力の無い人が潰れます。

[]大阪の会 08:53 大阪の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大阪の会 - 西川純のメモ 大阪の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 9月24日に大阪で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/event/index/418409/

[]中学英語 08:39 中学英語 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 中学英語 - 西川純のメモ 中学英語 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教科担任制の中学校・高校の先生と話すとき、「私の教科は特殊で『学び合い』はフィットしません」と最初は言います。ところが『学び合い』を実践すると「私の教科こそ『学び合い』はフィットします」と言います。

 すべての教科は『学び合い』にフィットします。思い出してください。皆さんはテスト前に勉強するとき、友達と一緒にやったことありませんか?そして、授業より効率が良かったでしょ?以上、証明終わりです。今の時代、優良な教材は世にあふれています。ネットを探せば名人教師の授業が無料で提供されています。そのような時代、『学び合い』がもっともフィットします。

 とあ言うものの、強硬に「フィットしない」と言われる教科は「英語」なのです。大抵は「発音」等を理由に挙げます。

 「すぐ実践できる! アクティブ・ラーニング 中学英語」(学陽書房)が今月18日に発売されます。お近くの書店にご注文ください。読めば、英語こそ『学び合い』にフィットすることが分かります。

追伸 高校英語版が諸般の事情で滞っています。高校英語の方は本書をお読みください。そして、『学び合い』高校英語を書きたい人は私にメールください。やりはじめて1年ぐらいの方も、大歓迎です。なぜなら入門者の気持ちを一番分かるのは、あなたですから。