お問い合わせ  お問い合わせがありましたら、内容を明記し電子メールにてお問い合わせ下さい。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。             

2016-09-05

[]文化 19:41 文化 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 文化 - 西川純のメモ 文化 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 先ほど、学生と馬鹿話をいっぱいしました。それが一段落した後に「そういえば、Tちゃんが飛び込み授業を今日しました」と私に言いました。そういえば、昨日、そんなことをすることを聞きましたが忘れていました。私が彼に「どうだった?」と聞くと、課題もあったようですがさばさばしていました。『学び合い』は一発勝負の授業ではありません。積み上げていくうちに集団を成長させる授業です。課題があれば、次に改善すればいい。それだけです。

 それで終わって、家に帰る車の中で気づきました。

 彼は現場経験の無い学卒院生です。他大学から本学教職大学院に入学し、私のゼミ所属して、実質3ヶ月の学生です。その学生が実習に入ってから1週間程度の学校で飛び込み授業の『学び合い』をするのです。おそらく、日本中の平均的な意識から言えばびっくりなことでしょう。ところが、私自身も気にもとめない程度に感じ、その学生も一大イベントのようにとらえていません。

 思い起こせば、学生の飛び込み授業は今から3年前に始めました。学校現場で『学び合い』を実践していた現職派遣の人が初めてです。その当時は、その現職派遣の人もドキドキです。実は私もです。ところが3年たつと今の状態です。

 周りのゼミ生が飛び込み授業をして、セオリー通りにやれば、セオリー通りのことが起こる、それを観ているうちに「普通」になってしまったのだと思います。

 日本中には『学び合い』にトライすることに躊躇している人が多いでしょう。当然のことです。が、文化の中に浸れば、すぐに出来るようになります。そのような文化を広げたい。

追伸 現在、学部生は教育実習です。もちろん一斉指導です。私にとっては、学生が一斉指導する方が不安です。教育実習生の一斉指導の場合は、本人の生得的な才能に左右される部分が多いですから。

[]執筆 18:43 執筆 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 執筆 - 西川純のメモ 執筆 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 新しい本を書き始めました。

 とゼミ生に言ったら「また~」と言いました。そこで「俺ももう書きたくないんだよ。代わりに書いて」と迫りました。最初はニタニタしていましたが、本気であることを分かって困惑していました。

 「おそらく、ゼミに入って半年もたたない学生に、本を書け、と要求するゼミはうちだけだろうね」と言いました。

 でも、もったいないな~。そんな経験できるのはここだけなのだから、それをいっぱい味わうべきです。

追伸 現在、修士2年集団は小学校の教科本を書いています。修士1年集団ももうすぐ巻き込まれるのに。ふぉふぉふぉ