■ [大事なこと]素
一斉講義型の話をするのは、『学び合い』より楽です。全てプログラムされた言動をするだけですから。
が、過去の子どもの話をしたとき、一瞬「素」に戻ります。
その本性が、今の私を突き動かします。
が、一斉指導を受ける学生さんの多くには「うざい」。でも、一部は私の思いを受け継いでくれる。
■ [嬉しい]可愛い
『学び合い』を学ぼうとする先生方、特に三十代、二十代の先生方は純粋に可愛いと思います。
でも、当たり前です。高校教師の時代に、猫かわいがりして、だっこして、高い高いして、べろべろなめた(さすがに、女子はしませんでした。)子ども達は、今は四十代後半なのですから。
■ [大事なこと]当たり前
最近、若い『学び合い』実践者に会いました。
私が「なんか悩みない?」と聞くと、「ありません」との返答です。
「悩みはありますが、それはみんな本の中に書いてあります。そして、本の通りにすると、本の通りに解決できますから、とりあえずありません」とのこと。私は「じゃあ、金と時間をかけて上越に何故来たの?」と聞くと、「自分の周りには『学び合い』実践者がいません。上越の実践者の授業を見て、話したいからです」とのことでした。
話してみると、ありとあらゆる私の本を読んでいます。
『学び合い』はシンプルな理論と方法論によって構成されます。それを二十年以上、数千人の人が実践しているのですから、起こるような問題は全て出尽くしたと言っていいと思います。その問題を数千人の実践者がトライし乗り越えた情報が私の所に集まります。それを私が本にしている。
こともなげに「ありません」と言うもの当然です。とても素直な人でした。