■ [お誘い]川越の会
7月22日に埼玉川越で『学び合い』の会が開かれます。主催者のご案内は以下の通りです。
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学び合い』に興味がある方、これから始めようとしている方、実践されている方、みんなで気軽に交流しませんか?
川越『学び合い』の会は7/22(日)13:30〜です!
【前半1】事務局 後呂健太郎(高校 地歴)から『学び合い』の紹介
上越教育大学教職大学院教授西川純氏が提唱する『学び合い』についての紹介と、本年度の簡単な実践報告をいたします。
【前半2】実践報告「定時制高校と進学校での『学び合い』」 報告者:森川大地(高校 国語)
今年春、定時制高校から県内有数の進学校に配属になった森川さん。
偏差値37と偏差値72の学校ではどちらの方が『学び合い』が成立しやすいかをテーマに実践報告をしていただきます。
【後半】参加者同士の交流:進行 後呂
の内容を予定しています。
川越『学び合い』の会は、参加者が日頃感じている疑問や課題に寄り添えるようにしていきたいと考えています。申し込みフォームに登録いただく際に、そうした疑問や課題があれば是非お寄せください。
フリートークの時間はたっぷり設けております。
初めての方も実践者の方も疑問や質問を出し合ってこれからの教育について考えてみませんか?
また、会へのご要望等がありましたら、フォームのメッセージ欄にお書きください。
より良い会にできるよう、積極的に取り入れさせていただきます。
●アクセス
JR「川越」駅、東武東上線「川越」駅 いずれも徒歩5分
(西武新宿線「本川越」駅、東武東上線「川越市」駅と間違えやすい名前ですのでお気をつけください。)
■ [大事なこと]憲法
日本国憲法第二十六条第二項には「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。」とあります。
つまり、国の責任は義務教育を無償にすることです。普通教育を受けさせる義務があるのは国民つまり保護者です。学校に登下校させる義務は保護者にあって国、学校にはないのです。
■ [大事なこと]モデル
教師のブラック残業について書いた記事に対して「人は、のぞんでいることがあり、そののぞみが行動にうつり、のぞみが叶って行くと最近つくづく思います。ということは、そもそも日本人は、働きすぎをのぞんでるんですかね?」という書き込みがありました。これに関して詳しく説明します。
結論から言えば、望んでいる人がいる、です。
第一は、保護者です。そして、教師もです。
もちろん、教師が過労死レベルの残業をすることを保護者は望んでいません。しかし、教師が親兄弟のように我が子を守って欲しいと望んでいます。そして、親兄弟のように子ども達に接するべきだと思っている教師が大部分です。だから、保護者は勤務時間外に電話をかけて相談することを当然と思い、それを受けて延々と相談にのることを当然とする教師がいます。土日の部活は教師の仕事だと思う保護者がいて、そうだと思う教師がいるのです。親兄弟の関係は時間制限が無く、エンドレスです。もし、親が「はい、夕方の5時だから親子関係は無しね」と言ったら、それは違うと言われるでしょう。それと同じです。だから勤務外の仕事を何の良心の呵責無く保護者は求めます。そして教師も同僚の教師に求めるのです。
しかし、教師は子どもの親兄弟ではありません。親兄弟になれるわけありません。三十人の親兄弟にはなれません。中学校・高校だったら数百人の子どもの教科担任になります。数百人の親兄弟になれません。これは努力してなれるものではありません。そもそもホモサピエンスは数十人の子ども育てる生物ではないのですから、努力してもDNAが受け付けません。
昨日のゼミで「西川先生は、子どもと教師の関係はどのようなものであるべきだと思っていますか?」と聞かれました。私は迷い無く、部下と上司と応えました。ただし、上司と言っても主任・係長レベルの下位の上司ではなく、取締役・社長レベルの上位の上司なのです。そのレベルの上司となれば、数百人の部下をまとめ上げ、健全な集団にすることは可能です。
保護者・教師が親兄弟モデルから上司・部下モデルに移行すべきだと思います。
http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20120206/1328484110