■ [ゼミ]ライブ
毎週、こんなことをしています。https://www.youtube.com/watch?v=O411wjxx6RU&feature=em-uploademail
■ [嬉しい]啓発されました
本日、ゼミ生の教育実習での研究授業を参観に行きました。そこで校長先生と話したのですが、非常に啓発されました。私の持っている問題意識を持っている校長に会うと嬉しくなります。ネットを介した授業のことを話すと、法的に可能だとすっと言われたのでビックリしました。聞くと、長く県レベルの行政にいたそうです。県レベルの行政にいれば法をちゃんと読みます。そして、決まっているところはどこまでで、裁量の範囲はどこまでかを知っています。
あとは、どこが最初にやるかです。最初にやるところは説明しなければなりません。これは大変です。
私は文部科学省にやって欲しいと願っています。しかし、ネット授業をやれば統廃合は一気に進みます。そうなると予算カットされることを心配しているかも知れません。でも、ネットを最大限利用した授業をすれば、教師が訪問を行い、スクーリングをしなければなりません。それを考えれば、人員を増やす理由になります。
守りではなく、攻めて欲しいと願います。時間的な余裕は無くなっているのです。
■ [大事なこと]本の通り
西川研究室ではどんな研究をしているのでしょうか?
子ども達全員にICレコーダーをつけて会話を記録します。教室には2、3台のヴィデオを設置して子ども達の動きを記録します。それを最低で3ヶ月、長い場合は数年記録します。それを分析するのです。
と、さらりと書きますが、これが大変です。
1校時のICレコーダーに記録した子どもの声を聞くのは1校時かかるのです。それを文字化し分析するには3倍かかります。つまり、1クラスの1校時分の音声データを分析するには100時間かかるのです。それを3ヶ月分以上する。気が遠くなりませんか?
それを20年以上、数十人の西川研究室のゼミ生がやっているのです。その学術的根拠によって『学び合い』は構築されています。
数千人の人が二十年以上、『学び合い』を実践しています。私はその人達から膨大な「お悩みメール」を受けています。その方々に対して、『学び合い』のセオリーに基づいてアドバイスをします。その方々はそれに基づいて実践し、その結果をフィードバックしてくれます。
『学び合い』はシンプルな実践です。それを数千人、二十年以上を実践しているのです。起こるべき問題は全て現れ、それに対して先人が解決する方法を開発して、改良しているのです。それを私が集約し、発信しています。
以上のような膨大な学術的データ、実践的データに基づいて『学び合い』の方法が構築されています。私が本で「これこれをしないでください」、「これこれをしてください」と書いている裏には、膨大なデータがあります。だから、「本を読んで、本の通り」と連呼するのです。