■ [大事なこと]幸せ

自分が幸せになるのだったら『学び合い』のテクニックを使えば容易い。でも、そうできない人もいる。これって『学び合い』のクラスと同じ構造。結局、自分の幸せを戦略的に理解しないと、ある時点で自滅する。
■ [大事なこと]奥義

ゼミOBのメモを読み、『学び合い』の奥義を書きたくなりました。もしかしたら、一部の人のとって不快になるかもしれないので書かなかったことですが。書くべきだと思いました。
『学び合い』は考え方であり、方法ではない、と私は申します。この言葉の意味は様々に解釈されます。また、解釈できるような表現にしています。
私は西川ゼミの主催者です。全国の皆さんに偉そうなことを書いているし、言っていますが、私も教師であり、担任です。では、西川ゼミはパーフェクトか?そんなことはありません。でも、私の人間の品性・能力の中で実現できる最善だと思っています。これを疑ったことはありません。私は旧来の教育のテクニックはかなり長けていると自負しています。これは、私の講演を聴いた方だったら分かると思います。でも、しょせん、2週間から3ヶ月の賞味期限です。
私はゼミ生に『学び合い』を追求することを求めたことはありません。私が求めるのは子どもたち・教師全員が幸せになることは素敵であり、その影響力があることを語ります。そして、私の生き方を子どもたちに伝えるのです。その多くは、子どもたちに興味を持っているおっさんとして。
子どもたち(現職者も含めて)は色々なことを疑問に持ちます。私はシンプルな原理・原則で応えます。でも、子どもたちは、私が子ども・教師の幸せを求めていることは伝わっていると思います。
多くの人が『学び合い』だと思っていること、私はそれをしていません。なにもしていません。ネームプレートも、振り返りもしていません。私は子どもたちの疑問に応えます。そして、一人も見捨てられない社会・教育は自分にとって得だと語ります。全員は分かりません。でも、一部は分かります。そして、多くのゼミ生は、私が本気で信じていることは分かります。
全国の実践者、その全員は自分の幸せのためにやっています。でも、その一部は、その幸せを実現するには、まどろっこしいけど、まわりを理解させないならば実現できないことを知っています。自分にとっては自明なこと、でも、自明でないことで躓いている人を救うことがどれほどの意味があるかを知っています。
私が現役である時間はカウントダウンに入っています。だから、自分の幸せを実現するには、愚かである人を戦力するメリットを理解できる人を生み出したい。これは千人に一人の割合です。