■ [大事なこと]保護者の未来
保護者が学校に求めるものは、基礎学力の保証ではありません。豊かな心を育むことではありません。求めることの第一は、保育園です。自分が自由になれる時間の確保です。第二は、子どもの就職です。今の学校は前者に対して全力を尽くしています。後者に対しては結果を出していませんが、それは保護者は知りません。
今後は、保護者は学校以外に保育園を求めるでしょう。同じく、就職につながる教育は何かを考え、公教育以外を選ぶでしょう。
保護者からのどうでもいいクレームをちゃんと答えられない現場と、今後の教育のギャップを感じ、馬鹿馬鹿しくて寝ます。
それにしても、理解できな学校に求めている保護者の、「末路哀れは覚悟のまえ」です。
■ [大事なこと]ハラスメント
ハラスメントで大事なことは、何をしたか、ではなく、どうされたかと当事者が思うか、です。つまり、受け手はどう思うかなのです。
西川ゼミの動画はYouTubeでアップされています。私は「おまえら」、「ばか」を連発しています。しかし、学生は爆笑を連続しています。動画には見えませんが、学生は寝転んだり、カップラーメンを食べたりています。これをアップしている限り、私はハラスメントになりません。エビデンスに基づいて。
このような人間関係、信頼関係が無いと、どんなものでも、ハラスメントになります。
追伸 最近思います。私が20代に戻ったら、私のゼミを選ぶだろう、と思います。
■ [大事なこと]モラルディレンマ
トロッコ問題はモラルディレンマの定番中の定番です。これが駄目だったら、道徳ではモラルディレンマは不可能でしょう。
ようはトロッコ問題が問題ではありません。それを語る教師、保護者に語る校長の問題でしょう。
この課題を出した教師は勉強している教師です。保護者の信頼は十分でないかもしれません。でも、その教師一人の問題では無い。
仮に、保護者からのクレームがあったとき、なぜ、校長が胸を張って説明できなかったのか、と思います。
私は当事者ではありません。事情があるでしょう。でも、結果に関して脱力します。
『学び合い』だったら、いろいろなモラルディレンマに出会います。しかし、教師が敷いたものではありません。そして、一人一人が個別最適化できます。