本日、十五年前に修了したゼミ生が来ました。幸せそうでした。そのゼミ生が「やっと、時代が追いついてきましたね」と私に言います。でも、「追いつく前に、もっと先に進むよ」と笑って言いました。
今から二十年弱前に、子どもに任せる実践をしています。子どもたちに学習指導要領の原文を与え、試験日を知らせ、あとは全員が80%をクリアーすることを求めたのです。2学期、3学期を任せたのです。セオリー通り、クリアーできました。
最近、流動型『学び合い』の授業づくり: 時間割まで子どもが決める(https://amzn.to/394OYB7)でました。凄いなと思います。我々がやったことを定常化している。それ以上に、それが素敵だと思える人が増えていることが素敵です。
我がゼミに現場が追いつくのに15年以上かかります。どの業界でも理論と実践のタイムラグはその程度です。が、その頃には我々はもっと先にいます。その先に現場が追いつくのはどれくらいかかるでしょうか。15年かもしれません。でも、5年だと思っています。子ども、保護者のことを考えると、そうなります。