フェイスブックでの伊藤敏雄さんの記事にいたく感激しました。
以下の通りです。
通訳の仕事は「訳さないことだ」
AIの普及で通訳者の95%は失業するだろうと言われている。
では、失業しない残り5%はどんな人か?
それは、お互いにとって
気分を害するようなことは「訳さない」
ことができる通訳だそうだ。
例えば、あるあんぽんたんが有名なプロスポーツ選手に
「この前、現地のすしがまずいと文句を言っていたそうですね」
という、競技と全く関係ない下らない質問をしたとする。
通訳はそれを訳さずに、とっさに
「日本のすしが恋しいですか?」
と勝手に訳して相手に伝える。
そうすると、そのスポーツ選手は、
「日本のお寿司は最高です!また食べたいです」
と返す。
すると、なんと会話が成立してしまうという。
こうして、下らない質問をされたそのスポーツ選手も、
下らない質問をしたあんぽんたんの誰も気分を害さない。
すべてが丸く収まる。
AIにはこのような空気を読むということが(まだ)できない。
だから、空気が読める5%の通訳は生き残ることができる。