「子どもが「学び合う」オンライン授業」(https://amzn.to/3kOF3HE)が8月下旬頃から売れ行きが上昇しています。ま、当然です。1年前の発売当初は、子どもの感染者は少なかったので学校現場は、やったふりで何とかできました。
ところがデルタ株によって様相が変わりました。子どもにも感染し、重症化する場合もあります。さらには家庭内感染によって、基礎疾患のある人の重症化のリスクが高まります。色々な対策をしているのを見ていると、足りないなと思う点が2点あります。
第一に、子ども同士の関わりを安全に保障することです。一方方向、もしくは、教師対子どものコミュニケーションは、ノートパソコンを教卓に置き、Zoomで繋げれば可能です。しかし、子ども同士のコミュニケーションが出来ません。自宅にいる子どもの心を守れない。
第二に、学級閉鎖・休校と平常授業をシームレスで繋げることです。今後、学校はバラバラと、そしてダラダラと学級閉鎖が続き、休校になるでしょう。その度に、授業のあり方をがらっと変えるのではなく、基本的に同じ授業スタイルで、ただ、その場所が教室の椅子に座っている状態か否かにすべきなのです。そうすれば教師も子どもも負担がない。
どうしたらいいか?
それを書いています。
さらに、各家庭の事情に対応した方策も書いています。
『学び合い』の実践者だったら、直ぐに実行できます。一般の授業であっても、子ども達が関わる部分に取り入れればいいのです。
横並びに囚われず、出来る人がやりましょう。案外簡単ですので、広がると思います。
文部科学省は「学びを止めない」と言っています。当然です。しかし、「子どもの心を守る」も大事です。