私は長らく、今の若い人が可愛そうだな、と思っていました。
私の年代の前の団塊世代がいます。テレビをはじめとした各種サービスは人口の多い世代をメインターゲットとします。団塊の世代に向けたサービスが始まり、私の年代にはそれが完成されるという枠組みで進みました。
私の小学生の頃は、夏休みは昼から夕方まで子供用の番組で埋め尽くされていました。中学校、高校になると、我々をターゲットとした番組がありました。馬鹿馬鹿しいですが、老人用おむつのコマーシャルがメジャーになるでしょう。
今の若い人たちは、上記のような集中的サービスの恩恵を受けていません。だから、かわいそうだと思いました。
ところがです。ネットに目を向ければ、実に多種多様で、かつ、大量のエンターテインメントにあふれています。我々の時代には、それを本格的に楽しもうとするならば、数十万円レベルの機器が必要です。ところが今は数万円で我々の時代を凌駕する音質を得られます。
若い人のテレビ場慣れが進んでいます。少なくとも息子は下宿では殆どテレビを見ていません。彼らは個別最適化したサービスを知ってしまったのです。
追伸 最近、私の封印を少し解いたので、遅ればせながら個別最適化したエンターテインメントを知りました。