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方針決定

 今月16日に西川ゼミの「学生」主催の越後『学び合い』の会が開かれます。この会に関して、私は関与していません。ただ、毎年、講演を頼まれます。それもタダで。毎年、「ギャラだせ」と言うのですが、ニヤニヤして誤魔化されます。ギャラ無しは唯一これです。ま、それが私の関わりです。

 ということで越後『学び合い』の会のことは全く頭の中に浮かびません。先週ぐらいに、「そういえば」と思ってネット上の情報を読んで愕然としました。登壇者の名前とタイトルを読めば、私の話すようなことはよく知っている方々で、それを含んだ話をされることは予想がつきます。つまり、かぶるのです。そこでゼミ生達にそのことを指摘し、私が何を話せば良いかを決めろ、と指示をしました。ゼミ生達が会議を開いて出した返答は「『学び合い』をすることでどう幸せに繋がるのか、一生涯の幸せとはどういうことか、以上に2つについてお話して頂けたらと思います」という漠然としたものです。私は「それじゃ何を話せば良いのか全然分からない」というと、「先生はいつも通りに話していただければ良いのです。文字ではなく、他の人ではなく、先生の言葉として話していただければ良いのです」というので、「それじゃ、宗教じみた「みことば」じゃない」というと、ニヤニヤしているのです。こりゃ駄目だと思いました。

 研究室に戻って考えました。そのとき、笑福亭鶴瓶さんの話を思い出しました。

 まだ売れる前の鶴瓶さんが寄席で自作の新ネタを披露すると、それを聞いた当時人気絶頂の鶴光さんが全国ネットで話してしまうのです。そのため、そのネタを使えなくなります。鶴光さんは兄弟子だったので苦情も言えません。そこで考えたのは「自分ネタ」です。自分自身に起こった具体的なエピソードをもとに新作のネタを考えるようになりました。こうなると鶴光さんは使えません。

 「あ、自分ネタ」をやれば良いのだと思いました。15分ほどで手持ちのメモが出来あがりました。時間にあわせてエピソードを膨らましたり省略すれば時間ぴったりになるはずです。ということで方針は決定しました。

追伸 ゼミ生諸君、無茶ぶりはやめてね。君らの無茶ぶりぐらいは乗り越えられるけど、私は省エネモードで生きたいから。無茶降りするなら、正規のギャラ出しなさい。