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老後

 今後も、老後の話題を書くと思います。50歳代、40歳代の方々に向けてです。でも、その方々が、もっと若い世代に伝えていただければと思います。『学び合い』のセオリー通りです。

 喜びの封印を解くまでは、一生涯現役と思っていました。でも、封印を解けば、世の中には面白いことが多いことが思い出します。学部までの生活に反省し、欲望に封印したことによって多くをなせた。でも、一生涯ではない。それが気づけて良かった。

 いつまで働くべきか、これは悩みました。しかし、数年かけて我が家の資産を分析し、65歳で問題ないことを理解しました。実は、70歳まで働かなければ、と思っていましたが、不要であると分かりました。でも、定時制高校の教師になりたいというロマンがわきました。若いころに失敗したことはなく、子どもを救える自信があります。が、やめました。

 近しい肉親の姿を見ると、80歳まではるんるんです。もちろん、出来ることは限定されますが、人生の喜びを制限するほどの肉体的制限はありません。しかし、80歳をこえることになると、苦痛を伴う制限が徐々に増えます。

 つまり、65歳以降のルンルンの15年間のうち5年間をルンルンでないのか、ということです。それは酷すぎる。ようは、死ぬまでの時間をルンルンでありつづける手立てです。

 封印を定年前に解きました。でも、日々の楽しみ方を思い出しました。

 尊敬する先輩が退職するとき、何するんですか?と聞きました。その先輩は大爆笑して、やりたいことが一杯あると言われました。封印を解かない前の私には分からなかったけど、今の私は分かる。早く、退職したい。