月曜日には3コマの講義があり、合間に、7月に出る本の加筆修正をした。疲れた。家に帰って、家内と晩酌だ。
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私の最近の書き込みに応えて「2時間やりましたが、なんら問題ないです。ブレイクアウトでコミュニケーションとるのもすぐ慣れます。学校に来させてしゃべらせないなら、オンラインの方が断然良いですね。」とのレスをいただけました。
きついこと書きますが、この波に乗れない人は、コロナ後の波に乗れない。
広域通信制の波。
文部科学省はごちゃごちゃやるでしょう。でも、無視すればいい。市場が支持していますから。
最近、義務教育段階の通信制の可能性を聞かれました。即座に、義務教育の通信制は学習指導要領の縛りが無いフリースクールでやることを勧めました。行政と調整しても時間の無駄ですから。多種多様なフリースクールを多種多様な保護者が選ぶ時代です。
公教育とは何でしょうか?
公教育を運営している行政、教師のためにあるのではありません。保護者・子どものためにあります。ならば、選択肢は多い方がいい。もちろん、「基礎的・基本的学力の保証」を求める人は文部科学省の学習指導要領の学校に通学すればいいのです。でも、個別最適化した教育を求める人は、それとも違う選択肢を選択すればいい。
メリット・デメリット
実際にオンライン授業をやったことのある方にお伺いします。
再開後に行われる従来型授業とオンライン授業と比べて、前者が勝る点は何がありますか?私は無いと思います。あるとしたら、家庭の事情でオンライン授業を自宅で受けられない子どもの対応です。でも、学校のネット環境と機器を使わせればいいだけのことですから。デメリットではありません。
授業準備だって至極簡単です。少なくとも動画をつくってアップすることに比べれば万分の1ですみます。いつもやっている授業をコンピュータの前でやれば良いだけのことです。各種ICTを利用するための機器の準備もいりません。
メリットはあります。それは「子どもの健康、命」です。そして、その子どもが繋がっている高齢者、持病持ちの方の命です。
デメリットは何でしょうか?
教師と教育行政のマインドセットが面倒、それだけでしょう。具体的には、オンライン授業を出来る人に、「どうやるの?」と聞く手間が面倒なのでしょう。
おそらく、やっていないから分からないのでしょう。一度でも経験すれば、自分でも出来そうだし、便利なことを知ります。ちなみに、正直に言えば私もリアルな講義の方が良いと思っていました。しかし、実際に大学で使ってみると、オンライン授業のメリットはかなり大きいと思います。少なくともゼミ生とのゼミ以外は、全てオンラインでやろうかなと思っているぐらいです。