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頭の中

 私は本の中で、「次」に起こることを書きます。でも、「次の次」、「次の次の次」は書きません。というか世に出せないのです。

 私が部活を社会体育に移行すべきだと思い始めたのは、2006年に西川ゼミを修了した岐阜県派遣の院生の方から聞いたのが最初です。最初に部活を社会体育に移行すべきだということを書いたのは2012年に出した「『学び合い』ステップアップ」です。ただし、編集者の方からカットすることを求められました。次に書いたのは2013年に出した「『学び合い』ジャンプアップ」です。これも最終的にカットすることが求められたのです。次に書いたのは2017年に出した「全校『学び合い』で実現するカリキュラム・マネジメント」でした。しかし、これも最終的にカットすることが求められたのです。世に出せたのは2018年に出した「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」です。

 当然、私の中には本に書いていない「次の次」、「次の次の次」があります。現在、部活を社会体育に移行することに関する研究をしているゼミ生から、最近、社会体育の移行の先に何があると思っているかを聞かれましたので応えました。

 まずは月から金が部活で、土日が社会体育という形式で進むでしょう。

 でも、在校生が減少し、子どもたちの指向性が多様化するため、チームとして成り立つ人数を学校単位では成り立たなくなるでしょう。だから広域の社会体育が主流になるでしょう。都道府県レベル、全国レベルの社会体育になるので、ネットを介したVRのスポーツになるでしょう。そして、プロスポーツも多様化し、何億円を稼げるスポーツが衰退し、多種多様なプロスポーツが生まれます。それらのプロの年収は、平均年収の数倍を超えないのです。

 そんな社会が私の頭の中でリアルにあるのです。

幸せ

 イギリスの劇作家のバーナード・ショウによれば、就職すれば人生の悩みの半分は解決するのです。これって、そうだと思います。まず、生きられる。各年齢で何を目指すのかが定まります。では残りの半分の悩みは何でしょう?

 私は半分の半分の悩みは生涯を共にする伴侶を得れば解決すると思います。

 では、半分の半分の半分の悩みは、自分の死後に繋がる子どもを得れば解決すると思います。

 もちろん、伴侶の代わりに人生をともにする人でもいいですし、子どもの代わりに自分の死後に続く何かでもいいのです。

 私は生涯に、腰を抜かすほど喜んだことが3度あります。

 第一は、大学に合格したときです。その当時は大学と就職は一致していますから。高校2年の冬の時点で英語の偏差値が27だったのに筑波大学に合格したから嬉しかった。

 第二は、家内が結婚してくれると言ったときです。さすがに腰を抜かさないよう踏ん張りました。

 第三は、妊娠検査用品で家内の中に命が生まれたことを知ったときです。本当に、腰を抜かしました。

 本日は、その日です。

 その日に思ったことは、「これで人生の幸せの8分の7を得られた、あとはおまけ」です。ですので、私は神仏に願うのは「家族仲良く、健康で」だけです。その他のことは神仏の範疇ではなく、私がすべきことをすれば、前に進められることですから。

 この価値観を教え子に伝えたい。

エビデンス

 人は既存の枠組みで物事を理解します。大抵はそれでいいのですが、全く異なる枠組みを理解する際に、それが障害になります。

 『学び合い』では事前にグループをつくりません。そもそもグループで勉強しなさいと教師は求めません。でも、生活班等に慣れている教師は、グループをつくってしまうのです。

 『学び合い』では発達障害のある子どもも問題なく共に勉強できると考えます。しかし、「さすがにあの子の場合は無理よね」と考えてしまい、その子を『学び合い』から除外してしまいます。

 でも、『学び合い』の授業方法は徹頭徹尾、学術データの裏付けがあります。だから、既存の考えとは違ったとしても、その通りにやらなければならないのです。これは『学び合い』に限らず、ありとあらゆる入門者が守るべきことです。初心者は先人の定めたものを素直に従うべきなのです。我流は失敗します。

 でも、そんなに直ぐに素直になれる人ばかりではありません。だから、失敗してしまうのです。それから逃れられる方法があります。ただし、一部の方にのみお勧めできることです。

 私のゼミに所属した人は、必ず、以下の本を、以下の順番で読むことを求めます。これは『学び合い』の初期の本です。ここには今の本には省略している、様々な授業方法の根拠となる学術研究を紹介しています。もちろん学術論文のようにではなく、読みやすく書いています。

 

なぜ、理科は難しいと言われるのか? https://amzn.to/2YXWJXu

学び合う教室 https://amzn.to/3jCcPhh

『学び合い』の仕組みと不思議 https://amzn.to/2EQiHEI

「静かに!」と言わない授業 https://amzn.to/2ERuhj4

「座りなさい!」を言わない授業 https://amzn.to/34ZpTJB

「忙しい!」を誰も言わない学校 https://amzn.to/3lHgVGB

「勉強しなさい!」を言わない授業 https://amzn.to/3jGBdhC

 

 物理的な本もありますが、以上は全て電子書籍です。電子書籍は出版後の改訂版です。