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2002-09-18

[]給与表 22:09 給与表 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 給与表 - 西川純のメモ 給与表 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、教授としての初めての給与をいただきました。先輩教授からは、「教授になっても号俸は横滑りだから、あがってもコーヒー一杯程度」だと聞いていました。そのため、「全く」期待していませんでした。ところが、思いの外、あがっていたので嬉しく思いました。「間違えたのかな?」と思って、事務の方に恐る恐る確認したところ、正規のプロセスによって決定された号俸だそうです。「コーヒー一杯って聞いてたんですけど」と伺いましたら、事務の方から「高いコーヒーをお飲みの先生なんですね」と言われてしまいました。ただし、あわてて付け加えますが、私が東京都高校先生として現在まで勤めていたらいただいているお給料に相当する金額だと思われます。つまり、バカ高い給料ではありません。

 昇任に伴って給料が上がることに関して、印象的だったのは助手から助教授に昇任したときです。助手時代は、自分の給料がとりたてて低いという意識はありませんでした。公務員なんだから、こんな程度なんだと思っていました。その当時は、閉店間際のお店に行って半額になった生鮮食料品をよく買った覚えがあります。そんなことをして妻は、その給料の中でやりくりしていました。ところが、助教授になってビックリしました。年収で100万円以上もアップしたんです。助j教授としての初給料を見て目を疑いました。そうなると、怒りがこみ上げるようになりました。だって、仕事の内容は助教授並、いや、それ以上の仕事をこなしていたのに、助教授の人は100万円以上高い給料をもらっていたことを知りました。逆に、私の方は100万円以上低い給料をもらっていたことになります。そんな経験があるので、助手の方は、本当に大変だと思います。

 教授昇任ではそのようなアップはありません。でも、事務の人に頼んで給与表を見せてもらいました。その結果教授として、あと2年間で、助教授職での最高金額を超えることを知りました。ありがたいことです。でも、同時に、最長でもあと12年で、教授としての最高金額に達します。昇級幅は号俸が上がるごとに狭まります。したがって、最高額も現在給料からものすごく上がるというわけではありません。そうなると、55歳以降、何を楽しみにしたら良いんだろう・・・。なんて思っちゃいます。うーん、「そのころまでに民営化し、働きに応じた給料にすべきだ」と思いました。でも、冷静に考えれば、そのころはパワーも落ちていますので、「年功序列型の給料の方が良いのかな」とも思います。うーん・・・