■ [う～ん]情報教育 
ある時、ある人から、「うちの大学において情報教育の中心となるべき人は誰だと思う？」と聞かれたことがあります。その時の私は「私に聞くより、ご自身で判断出来ますよ。本学の職員のホームページを見れば、その方のセンスが分かります。もし、ホームページ自体がないとしたら、その方は情報工学はやっていたとしても、情報教育はやっていないんじゃありません」と間髪入れずに述べました。
飲み会で院生さん・学生さんが正座して私と飲んでいると、「続けられないことは、やめたほうがいいよ。足くずそうよ」と必ず言います。本学における情報教育も、普通の先生・子どもが、普通に続けられるものでなければならないと思います。 だって、大学・大学院を出たとたんにそれを実践出来なくなったり、５年も経ったら陳腐になるような技術・知識に基づくことを学んだり、研究してもしょうがないと思うのですが・・・
追伸 私は教育工学が専門だと喧伝したことはありませんが、教育工学会の「学会誌」に３つの論文と、コンピュータ教育に関する科学教育学会誌の論文を１つ、情報教育に関する一つの著書（分担）があります。おそらく本学においてトップレベルの業績だと思います。
■ [親ばか]共感能力 
人間の能力の中で最も重要な能力はコミニュケーション能力です。そして、その能力は、うまく話せたり、人を笑わせたりという、能動的なコミュニケーション能力と、人の気持ちになれるという受動的なコミュニケーション能力に分けることが出来ます（このあたりは「学び合う教室」に書きました）。私は、少なくとも後者の能力は優れていると思います。というより、過剰です。人の話を聞いていると、その人の気持ちになってしまいます。テレビや映画でさえ、感情移入が激しすぎます。お話しと理性では分かっても、主人公と同じ気持ちになってしまいます。そのため、よく泣きますし、よく笑います。５年前に優柔不断のために恋人を苦しめた役を番組で演じたある女優さんに対しては、今も見ると嫌悪感を感じてしまいます。馬鹿馬鹿しいと思っても、どうしようがありません。
子どもが出来てから、児童虐待や、障害を持つ児童の話がテレビのニュースに出ると、１分も聞けません。それが最近、さらに進行しているようです。レンタルビデオを見ても、子どもが出るものは要注意です。その子どもが、ちょっとでも不幸になると、とても耐えられません。直ぐに、そのビデオを見るのを中止します。そればかりではありません、ビデオのカバーにある説明書を読んだだけでも、涙でウルウルするようになってしまいます。そのため子どもが出る映画は、殆ど見ることが出来なくなってしまいました。息子は今は３歳１０ヶ月のため、その あたりの年齢の子どもに対して特に過敏になります。息子がドンドン大きくなれば、それに伴って異常に過敏になる対象が広がっていくのではと思います。息子が青年になる頃には、アクションものや戦争もの、そして大好きなSFも見れなくなるのかもしれません。このあたりは、先輩パパに聞かなければなりません。
