お問い合わせ  お問い合わせがありましたら、内容を明記し電子メールにてお問い合わせ下さい。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。             

2004-04-08

[]第一日目 16:20 第一日目 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 第一日目 - 西川純のメモ 第一日目 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は幼稚園の1日目です。ドキドキです。色々な方から、大泣きされるよ、と脅かされていました。幼稚園も心得たものです。最初の数日は、数時間で帰します。徐々に在園時間を伸ばします。でも、どうなるか不安です。家内の自転車に乗って息子は出発、私は大学に出勤です。

 先ほど家内より報告メールがありました。それによれば、出迎えた家内に「タノシカッタ」とポツリと言って部屋からでてきととのことです。ホッとしました。でも、ある段階で、大泣きするのではないかと思います。ドキドキ。

[]脅かす 16:20 脅かす - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 脅かす - 西川純のメモ 脅かす - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は入学式です。学内には背広を着た学生さんや、院生さんがうようよいます。午後は研究室紹介があり、毎年のことながら、「厳しいぞ~」と脅かしてきました。

 以下はある方と私との、数日前のメールのやりとりの一部です。一行が1回のメールに対応します。

○○さん:西川先生の研究室を希望したら確実に入る事が出来るのですか?

私:学習臨床コースでは、希望すれば入れます。でも、耳にタコだとは思いますが、「厳しいですよ~」、と脅かす・・

○○さん:研究室ですが、希望する宇宙で一番厳しい研究室に入れそうなので喜んでいます。(こんな事を言ってられるのも今のうちの様な気がするので勝手に言わせてもらいます。)厳しいのは、先輩方の様子や話、それから先生のオーラから、他にも県の先輩、実に多くのチャンネルから感じ聞き及んでおります。承知の上での選択なので正直なところ、私の性格上(小心者なので・・・)夢には何度もうなされそうですが、やってみたいと思います。

私:もしかしたら、マゾですか。それなら、鞭とろうそくを用意して、いやいや、もっと怖い「期待しているよ」を用意しておきましょう。

○○さん:ごくごく一般的な趣味を持ち合わせていると思いますよ!でも、A先生(注:学習臨床コースの先生、B先生も同じ)についた人と、B先生についた人からは変態と言われました(笑)

私:でも、そういう確信犯的変態(笑)が、毎年、3,4人はいるから不思議です。 日本の教師集団の懐の深さを感じます。 こちらも客商売、そういう人がいなくなったら、客に迎合して安直な方向を取るかも知れません(もしくは上越教育大学をやめて他大学に行くと思います)が、○○さんのような人がいる限り、今の路線で行こうと思っています。

○○さん:その方が、付加価値がついて西川研究室でないと!という変態が集まると思います。まだまだ、現場では一部の仲間にしか分かってもらえないのですが・・・

 興味があったので、「A先生についた人と、B先生についた人からは変態と言われました」は、具体的にはどんなことをいわれたかを聞きました。それによれば、あの研究室に入ると遊んでいる暇はないよ、ということを警告・忠告されたそうです。その話の中で、 その人達から「あの研究室にはいると損はない、でも、後悔するかも」と言われました、と聞きました。思わず大笑いしました。確かにそうです。あまり面白かったので、その事を修士2年のYzさんに話したら、Yzさんも大笑いして、同意してくれました。我々の研究室に入れば得るものは大きいと自負しています。だから、「損」はさせません。しかし、「そのために、こんなに大変なことをしなければならないのか」と分かり、「後悔」するかもしれません(笑)。 

 学部ゼミ生には『遊びたいなら、他の研究室に所属すればいいんだよ(笑顔)。西川研究室は宇宙一大変な研究室なんだから。でも、それによって得るものも多いと思っているから、私は今の方針を変えるつもりはないよ(笑顔)。でも、全ての人が西川研究室のようにやらねばならないなんて思っちゃいないよ。卒業研究で何を得たいかは人それぞれで、卒業研究でらくして、何か別のことで多くを得ることも出来ると思う。あくまでも自己判断だよ。でも、そのことはちゃんと話したし、それを承知で西川研究室に所属したんでしょ(笑顔)。』と言います。幸い、上越教育大学の学生さんには、そのような「変態」(少なくとも、遊びたい人からはそう思われる)が少なくなく、多くの学生さんが我々の研究室を希望しています。

 事実、我々の研究室が大変であると言うことは、学習臨床コース以外の人にも知られています。今年、卒業した学部生が、こんなことを言いました。

 『いろいろな先輩達から、西川研究室は大変だと聞いていました。でも、大変だ、大変だと言っても、本当はそれほど大変ではないんだろうな、と思って入りました。でも、入ってみて、本当に大変でした。(間)でも、一度もやめようと思ったことはありません!』

 この学生さんは、厳しい教員採用試験の中、一発で合格しました。本人の実力で合格したのですが、「西川研究室に入ったから合格出来た!」とお世辞を言ってくれました。

 本日、院生さんを脅かしました。さて、今年は何人の「確信犯的変態」(笑)がいるのでしょうか?

追伸 書き終わってから、そう言えば、同じようなことを書いたことがあるな~と思い出し、見つけました。2002年5月1日の「人を見て法を説け」に書いていました。