■ [大事なこと]いじくらない 
私はどうも不安症です。いつも最悪のことを予想して、色々と手を打ちます。まあ、それが功を奏することも多いと思います。しかし、対人関係では、それが仇となる場合は少なくありません。ある人と人間関係が悪くなり、それが不安で不安でしょうがなくなり、直ぐにそれに対応した行動をします。ところが、その行動が次の誤解を生じさせ、さらに状況が悪化してしまいます。あとから考えれば、ほっとおけば自然と解決できたのに、と気づくことがあります。
教師が学習者を知って良いことはないと思います（おそらく、大方の教師の考えと逆でしょうが）。学習者を知らなければならないのは、他の学習者です。今日も、そう思いました。学習者を知ろうと努力をするのではなく、むしろ耳をふさぐ方がいいのかもしれません。教師がすべきは、学習者集団を知る努力です。学習者を知ると、いじくりたくなります。いじくったことにより、化膿させ、悪化させてしまいます。体力さえあれば、学習者・学習者集団には自然治癒力があるはずです。
