■ [嬉しい]分かってもらえた
つい最近、10年前に学部(その当時は学び合いを直接研究していませんでした)を卒業した学生さんが、学び合いを学びに研究室に戻ってきました。我々の実践を知ってもらいたいため、土曜日なのですが、院生さんたちにお願いして対応していただきました。3人の院生さんの実践を見て、議論することが出来ました。ありがとうございました。そのOGから以下のメールをいただきました。
『課題設定を高めにし、「班のみんなが理解できて、誰でもが説明できるように。」と条件をつけてグループ活動を行いました。そうすると、子どもたちは班から身を乗り出して輪になって話し合うグループが多くありました。中には一人一人が勝手に進めているグループもありましたが、そういう中で、友だち同士が教え合うグループを取り上げ、「すばらしいね。」とほめました。子どもも満足そうでした。このような、子どもが生き生きと活動したり、友だちと話し合ったりしている姿を西川先生に見ていただいて、評価して欲しかったなぁ、とも思いましたが、、、。
学び合いは、特別なことでなく、日々の活動で普段していることだと気付いてきました。それを教師側が意識して子どもを見ているかどうか、子どもにこうなってい欲しいと伝えているかどうか、のちがいかな、とも思いました。(間違っていたら、教えてください)私の中には、先生に教えていただくまで学び合いの考え方がよく分かりませんでした。先生のお話、院生さんからの実践などから、やっと気付くことができました。これからは、学び合いの考え方をもとに日々の学校生活を子どもと共に学び合っていきたいと思います。土曜日にもかかわらず多くの院生さんから教えていただき、ありがとうございました。院生さんによろしくお伝えください。』
対応していただいた3人の方へ。このメールを見れば、学び合いがなんたるかを分かったことが分かりますよね。私の返信は以下の通りです。
『もう大丈夫です。
読めば、分かったことが分かります。
学び合いは、本当に簡単なことです。
でもね、学び合いはテクニックではなく、考え方なんです。
○○ちゃんの考え方が鏡のように子どもに現れます。
子どもたちに問題が起こったら、自分を振り返ればいいんです。
問題が起こったら、メールして、私も一緒に振り返ってあげるから。
逆に、うまくいったら、思いっきり自慢してね。』