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2006-06-19

[]いろいろ 09:46 いろいろ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - いろいろ - 西川純のメモ いろいろ - 西川純のメモ のブックマークコメント


 この1週間はメモのアップをしていません。何もなかったのではなく、あまりにもありすぎたため、書く時間がありませんでした。全部は書けませんが、一部でも書こうと思いました。

 まず、今週の金曜日群馬県高崎市八幡小学校で講演をします。また、来週の火曜日山形県教育センターで講演をします。今度の講演では、今までのパターンを破る試みをしようと思っています。それは実践を見せようと思います。

 私の講演を聴けば、目から鱗だと思います。だって、成績は上がる、人間関係はよくなる、そして、教師は特別なことをしなくてもいいというものです。あまりにもうますぎる話です。今まで、教師は教科の能力、話術を鍛え、スーパーマン教師になるべきだとされていたのに、それは全くいらない、と主張します。その気になりさえすれば、3日で出来るようになると主張します。主張している私自身でさえ、こんなことを学術・実践におけるデータに基づいて、自信を持って語れることにビックリしています。ましてや、それを聞いた人は、「ホンマカイナ?」と思われると思います。でも、それがホンマなんです。ポイントは発想の転換です。

 それを分かってもらうためには、我々の実践を実際に見てもらうしかありません。見れば分かります。特別なものが「な~んも」無いと言うことが。ごくごく普通の授業なんです。おそらく、多くの教師にとっては拍子抜けするでしょう。「こんな授業だったら、自分にも出来る」と思うでしょう。いや、出来ます。ただ、実際にするには、「子どもを信じる」というテクニックではない、学習者観・授業観・学校観という考え方の転換が必要です。それに気づけば、ごくごく普通の授業が、別に見えてきます。

 そんな経験を聴衆の方々に感じていただこうと思っています。

追伸 山形では久しぶりの方と飲めます。その方は、私が大学院で最初に教えた院生さんで、上越教育大学の第一期生です。その当時は、コンピュータのことを講義しました。実にバランスある考え方をされる方で、「偉くなる人だな~」と思っていました。でも最近来た、「飲みましょう」という内容のメールの最後にある肩書きを見てびっくり、県の教育行政のNo2になっていました。さすがあの方、と思うと同時に、自分も年を取ったもんだと思いました