■ [嬉しい]『学び合い』の強み
同志各位にとって『学び合い』の広がりが、まだまだであるため苦労されていることと思います。私もそうです。でも、一方、その広がりの加速度には驚きを感じます。
『学び合い』が広がることの最大の障害は、今までの教育の考え方と革命的に違うところです。(私が新幹線の駅もない都市の地方大学の1教師であるというのもそうです。)
しかし、一方、凄い強みがあります。それは結果を出せることです。成績を向上し、人間関係を向上し、不登校を減少し、そして特別支援が苦にならなくなります。そして、ライブが最大の武器です。ゴチャゴチャした不安や疑問も、子どもの姿を見れば氷解します。そして、どこかの研究会の研究授業とは違って、ごく普通に毎日やっているので、いつでもOKです。そのようなライブOKの実践者がいる学校は、宮城県・山形県・福島県・群馬県・埼玉県・神奈川県・新潟県・長野県・静岡県・岐阜県・愛知県・岡山県・島根県(広島県と山口県に近い位置関係)・大分県・長崎県・鹿児島県・沖縄県に広がっています。昨年度中は新潟県・群馬県・埼玉県だけだったのに比べれば天と地ほどの差です。さらに、もうしばらくしたらライブOKになるところが、確実なところで2つあります。おそらく本年度の末には、もっともっと増えているでしょう。
また、『学び合い』の同志は、ネットワークの意味を分かっているので、『学び合い』の会を立ち上げてくれます。本当に気を張らずに、でも、高い志で会を立ち上げてくれます。一昨年度以前は新潟県だけでやっていましたが、昨年度は埼玉県と群馬県と長野県で発足しました。そして、今年は山形県と宮城県と島根県で立ち上がることが決まっています。本年度中にはもっと広がるでしょう。
また切り込み隊長として、信州大学のMさんが出前授業を実践しています。私と違って中学校での長い教師経験のあるMさんなればこそです。私なんぞには出来ません。ご本人には一度も言っていませんが、義務教育で20年の教師経験のある本学のMさんも切り込み隊長になれる能力のある方です。(Mさ~ん。読んでいるよね)時間の都合がつきやすい大学教員だからこその強みだと思います。たった1時間、2時間では充実段階の『学び合い』は難しいと思います。しかし、初期段階は『学び合い』の考え方を理解している人だったら1時間、2時間でも可能です。そして、初期段階だけでも多くの教師にとっては驚異的な成果をもたらします。少なくとも、一般の“学び合い”が陳腐であることが一目瞭然です。
ということで、私は『学び合い』が日本を変えることをリアルに信じています。あはははは
追伸 同志の皆さんへ
ライブOKにして下さい。地元の会を立ち上げて下さい。そして、出来ることをして下さい。『学び合い』を待っている子ども・保護者・教師は多いです。そして、なによりもそれによって自らを高めることが出来ます!
■ [う~ん]反省
私は5分と言われれば、5分の話を組み立てます。10分といわれれば、10分の話を組み立てます。1時間といわれれば、1時間の話を組み立てます。2時間と言われれば、2時間の話を組み立てます。ところが、それが出来ない人が少なくありません。時間オーバーしても、気持ちよく話し続ける人です。私の経験によれば、時間オーバーした話がよかったためしは一度もありません。何故なら、時間オーバーしているということは、話を意識的に構成していないし、話している途中で再構成をしていない証拠です。また、自分の話は意味があり、万人すべからく聞くべきだ、とい驕りがあるからです。すくなくとも、教えられる側の学生さん・院生さんは許されても、教える側は、それを意識すべきだと思います。そのため、私は授業でも講演会でも、時間をかっちりと守ります。が、本日は話の組み立て方を誤りました。1時間半の講義を1時間35分にしてしまいました。反省です。