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2006-11-28

[]予防接種 17:27 予防接種 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 予防接種 - 西川純のメモ 予防接種 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 今から14年前にインフルエンザにかかり、えらい苦労をしました。ほぼ1ヶ月間臥せっていました。子どもが生まれてから、子どもインフルエンザ予防接種と同時に、私と家内も接種しています。おかげで、安心して流行期間を過ごすことが出来ます。

 昨日は、その予防接種の日です。朝から「今日は、調子が悪いから~、注射はやめようか」などと言い出します。しかし、体温は平熱で、食欲旺盛なので、無視、です。待合室では、むさぼるように本を読んでいます。診察室からよばれて息子をつれていきます。素直に移動したのですが、お医者さんを見たとたんに激変です。「いや~」と泣き叫びます。「先生嫌い~、お母さん嫌い~」と泣き叫びます。その顔は、赤ちゃんの時の顔です。それが、とっても可愛かったので、「ビデオを持ってくれば良かった」とぼそっと言ったら、家内およびお医者様・看護婦さんに呆れられました。暴れる息子の体を私が押さえつけ、注射針をはねのけようとする右手を家内が押さえ、看護婦さんが左手を押さえて、お医者様が左手注射します。「いたい~」と大声を上げる息子に対して、「まだ、注射していない」というお医者様の絶妙な間は、洗練された漫才のようです。その後、ひときわ大きい、息子の鳴き声が響き渡り、予防注射は終了です。

 注射後、泣き叫ぶ息子を別室に家内が連れて行った後、私の注射です。さすが小児科の看護婦さんです。私に、「痛くないですからね~」と猫なで声で声をかけます。馬鹿馬鹿しかったので、「先生嫌い~、とでも泣きましょうかね?」と私が言うと、看護婦さんは爆笑です。すると「お父さんでも泣く人がいるんですよ」とお医者様がぼそっと言います。え!っと思って、「本当ですか?」と私が聞くと、また、絶妙な間で「嘘です」とお医者様。今度は私が爆笑しました。

 子育てでは、予防注射楽しい思い出になります。