■ [大事なこと]心に誓う
ある子どもをちょっとでも知れば、その子どもの家庭が見えてしまいます。そして、ものすごい「業」があること知ります。とても辛い。私が定時制の教師だったとき、その「業」だらけでした。では、その当時の私は何をしていたか。とにかくヘトヘトになるまで何かをもがいていました。そして、家に帰っては、毎日、一升の酒を飲んで「馬鹿野郎、馬鹿野郎」と泣きながら飲んでいました。でも、それは自己憐憫であり、自己陶酔にすぎません。その子のためになるわけではなく、自分の精神衛生を図っているにすぎません。今の若い人は知らないと思いますが、昔の番組に「同情するなら、金をくれ」というフレーズがありました。
教師はその「業」には触れてはいけないと思います。その「業」に触れれば、他の子どもを捨てることになります。そして、何よりも守るべき家族を捨てることになります。それは本末転倒です。しかし、教師には出来ることがあります。その子を含めてクラス全員に、安心できる数校時を毎週、1年間与えることが出来ます。もしかしたら、それは一生涯に1年しかないかもしれません。しかし、それが全くないのと、1年間でもあるのとでは天と地ほどの差があります。小さいように見えますが、とても大事なことです。
その1年間を味わえる子どもと教師を一人でも多くしたい。そして、今年味わった子どもに、来年も味合わせたい。あることを知り、涙を流した後、心に誓いました。
■ [報告]語る
本日の午後、上越教職大学院の最初の講義がありました。天の采配か、私です。光栄です。いつもの通り、授業前にはドキドキが止まりません。しかし、授業が始まり、一言語り出したら止まりません。1時間半、口先三寸でベラベラ語りました。さすがにヘトヘトになりました。
そこには昨年の講義を聴いた修士2年のNさんが偽学生でいました。ヘトヘトになってコーヒーを飲みにゼミ控え室に行くと、Nさんが「先生、口の周りが悪くなっています。どうしたのですか?」、また、「笑いをあまり取れなかったですね」とバッサリです。
う~ん。討ち死に・・・・
追伸 新修士1年の一人からは「先生は高座にあがられたことあるのですか?落語を聞いているようだ」と言って頂けたのに~!!!!!Nさん、読んでいる~?
■ [嬉しい]本年度
本日、昨年度サポートに入った(逆にいっぱいサポートを受けた)上越の二つの学校におじゃましました。用件は、本年度もよろしくという、新年度のご挨拶です。久しぶりなのでドキドキでしたが、私がビックリするほどの対応です。子どもの姿が『学び合い』の素晴らしさを証明してくれば結果だと思います。
全国各地の同志が「どえりゃ~」ことを計画しています。上越の地も、負けてられません。あははははは