■ [ゼミ]20年後
我がゼミでは20年後の教育はどうなるべきかという話題が盛んです。色々な驚天動地な想像が生まれます。困ったことに、どう考えても20年はかからないのです。だって、既にその片鱗は見られ、あとはそれを組織化するだけのことなのですから。
でも、考えてもみて下さい。爆走している分野で20年後を予想したら、噴飯ものですね。だって、今思いつけることだったら、それは20年もかかるわけ無い。学生さんは、多くの人には驚天動地なことではなく、自分たちでも驚天動地なものを探しています。こりゃ難しい。でも、私にとってはワクワクです。
■ [大事なこと]誠実
最初に申します。この手のメモは定期的に書きます。そのたびに、「私ではないでしょうか?」という丁重なメールや、書き込みをいただきます。結論から言えば、そのようなメールや書き込みをいただく方は、そのような方ではありません。
全国の同志、その他の方に申します。皆様からのメールに対して、私が不誠実であったことが一度でもあったでしょうか?私は無かったと断言します。私は小心であり、恐れているので、そのようなことは無かったと思います。かなり不誠実なメールに対しても、誠実に対応していたと思います。
誠実とは何でしょう。簡単です。「今日は」と言われたら、「今日は」と応えることです。それに尽きます。能力のある方は、「今日は」以上のことが出来るでしょう。でも、凡人でも「今日は」と応えることが出来ます。
三国志の曹操、劉備、孫権の三人の中で劉備は常に義の人、仁の人、のように書かれています。でも、劉備は最も凡庸な人だと思います。おそらく劉備は自分の凡庸に気づいていた、だから戦略として「義」を基本戦略としたのだと思います。
私は、息子が挨拶を出来ないとき、烈火のようにしかります。それは、凡人が出来る最大のことだからです。凄いことは出来たらいいが、必須ではない。でも、普通に出来ることを、常にすることが大事。普通に出来ることをしないと、その人の鼎の軽重を問われる。