■ [大事なこと]お土産

ここ1ヶ月ぐらいはお客様が来ません。そこでゼミ生から、「そんなこと我々の前で言うぐらいだったら、メモで公開すべきだ」と言われていることを公開します。失礼はご容赦下さい。
私へのお土産の中で一番困るものは、お菓子です。だって、体重の増え方を気にしている夫婦と、食べ盛りに入り始めたとはいえ小学校5年生一人の3人家族にお菓子をワンパックもらっても、しょうがありません。そのようなお菓子は、手を付けずに、ゼミ生に渡します。美味しいお菓子を私の目の前にブル下げられるのは、禁煙中の人にタバコを贈るようなものです。宜しくお願いいたします。
■ [ゼミ]ターニングポイント

高校2年の最後の実力試験で英語が偏差値27という驚異的な点数をもらって愕然としたとき。
遊び回って過ごしたため、大学で本当に学べていない自分に愕然とした大学4年の時。
大学院1年の終わりに、それまでやろうとしていたマレーシアとの比較教育が出来ないことが分かり、修士論文のテーマを急激に変更したとき。
本当に就職できるのか不安だった、教員採用試験の受験勉強をしている研究生の時。
高校教員として採用されている時。前半は、暴走族相手にどのように授業をしたらよいかを悩みました。後半は、彼らの悩みを解決できない自分のふがいなさを悩みました。
27歳で大学教員に採用され、子どものいない職場の中で自分は何をしたらいいかを悩んだ時。
30歳で、それまでの不摂生がたたって急性アルコール性肝障害で入院し、自分の弱さを自覚し、自分の人生を考えた時。
研究者としては業績を積み上げたが、教師の自分の心に響かないことに悩んだ38歳の時。
程度の差はあれ、かなりきつかった。でも、そこから逃れる道は、効率が良いか悪いかを度外視して、とにかくもがき続けること。それしかありませんでした。そして、その結果として、今の自分がいます。ゼミ生の多くは、その時期にいます。効率を度外視して、とにかくもがいて欲しいと願います。それしか無いのですから。