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2013-12-04

[]最高のパフォーマンス 22:02 最高のパフォーマンス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 最高のパフォーマンス - 西川純のメモ 最高のパフォーマンス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は中学校の生徒の相手の講演会と、飛び込み授業をやりました。この十年間で最高の講演と、講義をしました。あの子どもたちの熱気と、視線、凄い。不遜ながら、私は天才だと多くの人に誇れる3時間でした。

追伸 本当に、私が怒りのアドレナリンで最高潮になった状態のすごさ、見せたいな。恐ろしいくらいですよ。ゼミのみんなへ。時松さんへ、詳細は聞いてください。

[]誠意 22:00 誠意 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 誠意 - 西川純のメモ 誠意 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 言葉と行為は一致します。本当にそう思いました。言葉で誠意のあるふりをする人は、非常に分かりやすいところで誠意の無いことが分かります。誠意を出せない理由をいいたてます。でもね、誠意があれば、出せることを私は知っています。

 誠意の無い人とつきあうだけのエネルギーは無くなっていることを、よ~く、そして、久しぶりに実感しました。

 私は、あなたの友達では無い。

 久しぶりに人生勉強になりました。

[]佐賀 08:33 佐賀 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 佐賀 - 西川純のメモ 佐賀 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、唐津の鬼塚小学校に行きました。今年から取り組み始め、本格的に取り組んだのは10月からだと思います。その学校にゼミ生と行き、ゼミ生が単学級『学び合い』と全校『学び合い』の飛び込み授業をしました。 

 正直、10月からですので、ちょっとはやってればいいかな、と思いました。が、違います。凄かったです。全校『学び合い』での課題を見れば、どの程度か分かります。私に対する質問でどの程度か分かります。実にいい。

 この学校の先生方は、素直だな、と思います。何かを学び取るためには、入門時期に我流を出さず、手本通りにやることが大事です。そのようなことが出来るからこそ、この速度で変化できるのだと思います。また、合計、3時間分、すべての先生が我々の飛び込み授業を参観しています。その目の付け所もいい。

 短い時間ですが、充実した時間を過ごしました。

 その後は神埼市教育委員会に移動です。私に2時間強の時間を与えていただきました。悉皆研修ではないのにもかかわらず、神埼市以外の広い範囲の先生方がご参集いただきました。その先生方の机を見ると、ステップアップやジャンプアップなどもありました。先生方の熱意を感じ、気持ちよく語ることが出来ました。

追伸 鬼塚小学校の校長も、神埼市の教育長も、とてもチャーミング(というより美人)な女性でした。

[]質問 08:33 質問 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 質問 - 西川純のメモ 質問 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私に対する質問で、どのようなレベルかが一目瞭然です。その種明かしです。

 第一に、『学び合い』をやらないことを合理化する質問です。たとえば「最後のまとめはしてもいいですよね」、「うちのクラスには○○タイプの子がいて、その子は・・・・・という子なんです。だから、その場合は『学び合い』は無理ですよね」という質問です。

 ところが、『学び合い』をやろうとしている人は、「最後のまとめをしないのは何故ですか?」、「どのようにしたら子どもが分かったということを確認できるのでしょうか」、「うちのクラスには○○タイプの子がいて、その子は・・・・・という子なんです。その場合、どのように『学び合い』をすればいいのでしょうか?」という質問になります。

 わかりやすいでしょ?

 次に、やり始めてからの質問ですが、最初は課題の出し方を質問します。ところが、子どもたちが動き始めると、そのようなことは重要でないことが分かります。むしろ、自分が何を達成したいのかを吟味するようになります。

 課題の出し方を質問する段階を脱すると、次に、学びの輪の中に入れない子どもをどうしたらいいかを質問します。入門段階の人だな、ということが分かります。

学び合い』で子どもがゴチャゴチャ動き始めると、クラスの闇がはっきりと見えてきます。阻害されている子、分かったふりの子、授業を放棄して遊ぶ子などです。しかし、それらの解決先は、その子をなんとかするのではなく、集団に全員達成を愚直に求め続けるしかないことが分かってきます。充実段階の人だな、と分かります。

 次に、『学び合い』によってクラスの状態が良くなっていたと感じたが、最近、マンネリ化してきたことを質問する人です。この方の場合は、通常の教師が求めないことを求めなければならないのです。たとえば、テストで全員100点とか、全国学力調査で全国1番とか、全員がその地域の有名進学校に進学するとか、です。冷静に考えれば、笑っちゃうようなことを真顔で求めなければならないのです。それによって、『学び合い』をリードする2割の子どもに「やる気」の炎を燃やし続けることが出来ます。ああ、そろそろ発展段階に移行する人だな、と分かります。

 ね、分かりやすいでしょ。昨日の、鬼塚での質問のレベルは非常に高かったです。

追伸 でも、もう一つあります。私に質問するようなことが無い人です。それも研究推進部の人という場合もあります。この場合は、当人の問題ではありません。管理職の問題です。管理職がちゃんと目標を明示し、求めてない場合に起こることです。自分では説得の前面に立たず、少数の人を校長室に呼んで「おまえやっておけ」と言うタイプです。時には、私が説得役になることを求めます。でも、私は管理職ではありません。当然、出来ません。

[]川柳 05:35 川柳 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 川柳 - 西川純のメモ 川柳 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある学校で、あるクラスを見ました。凄いです。これだけの動きが出来るのを見たのは、お亡くなりになったS先生のクラス以来です。そのクラスは、知的な障害がある子どもがいるクラスなのに、社会科で3回連続で満点を出したクラスです。

 自らも『学び合い』の実践経験のある現職院生のゼミ生は「このクラスは異次元だ」と言っていましたが、私も同感です。廊下に、川柳が張っていました。聞いてみたら「遊びでやらせてみました」と笑いながら言っていました。

 お許しが出たので、公開します。http://p.tl/D1ZT