■ [大事なこと]決壊
院生時代、修了に当たっての後輩からの寄せ書きには、「西川さんは砂漠に洪水を起こす人だ」と書かれました。私もそうだと思います。一度やり始めるとそこまでやります。院生時代に5つの学術論文を書き上げました。研究者になれば、どの学会誌を見ても私の論文が載るようにしました。ま、品がないのです。
今、本がその状態になりそうです。本年度中に出ることが決まっている本が5冊です。
本年度中に出るか、出ないかが分からないのが一つ。来年度に向けて原稿が書き終わっているのが3つ。現在進行中のが二つ。企画が通っているのが一つ。心の中で暖めて、原稿のもととなるスケッチを描いているのが3つ。
よくまあ、これだけ書けるのかと我ながら思います。
『学び合い』の裾野が広がり、多くの同志の本が成り立つ環境が形成されつつあります。そうしたら入門段階の本を書かなくてもすむ。私としては、西川ゼミで現在やっていることを本に出来るだけの環境、つまり、かなり『学び合い』を実践している人が十分に多くなる環境になりたい。そして、それも不要となり。教科内容の精選にシフトしたい。