■ [嬉しい]編集者
私は本当に恵まれています。私は学陽書房、東洋館、明治図書から出版の機会を与えていただいています。それぞれには全幅の信頼をおける編集者がいます。我が儘放題の私の話をじっくりと聞いて、私の夢を実現してくれる人がいます。ありがたいと思います。
本を書いたことが無いと、編集者がどれほど大事かは分からないと思います。もの凄く、もの凄く大事なのです。
本日、本年度、最後に出る「『学び合い』を成功させる教師の言葉がけ」(東洋館出版社)が自宅に届きました(http://urx.nu/hBu5)。2月27日に出る本です。それを一足さきに読みました。私と同志の文章で構成されている本なのですが、それらの単純和より遙かに上をいっています。それが不思議なのです。
今度の編集者との出会いは不思議です。『学び合い』スタートブックの編集者であるYさんが他社の編集者であるHさんのファンなのです。で、東洋館出版社に是非、Hさんの編集で本を出したいと直訴しました。東洋館からは誰が担当になるかは社内事情で決まりますとやんわりと断られました。しかし、Hさんが担当になりました。おそらく、直訴が効いたと勝手に解釈します。
私が関わる3社の編集者に共通することは、良き教育を実現したいという強烈な願いがあることです。そして、誰が何派だというレベルでは無く、自分の考える良き教育を実現すると思われる人に機会を与えたいと願っている点です。そして、本作りに関わりながら、より完成度を高めます。それは著者並みに影響力があります。同じ文章であっても、それが読者の目にとまり、読者の心にすんなりと入るかどうかは編集者の力量です。
学陽書房、明治図書、そして今回の東洋館、同じ私の文章であっても、感じ方が違うと思います。その違いは編集者の感性なのです。そして、それぞれがみんな素晴らしい。
最近、そのような編集者の気持ちが分かるような気がします。私が書くよりも、同志が書いた文章の方が優れているに決まっています。その同志の本が世に現れ、多様な道筋が明らかになったならとても素敵です。私が書けることは限りがあります。でも、多くの同志が情報発信をして、その手伝いが出来たならば、私は十人、百人、千人のパワーを持ちます。それはとてもやりがいがあるし、面白いと思います。