■ [大事なこと]チーム
男女機会均等法は女性が社会進出して専業主婦以外の選択肢を持てるようにした法律だったかもしれません。しかし、これからの社会、男性も独身で生きるには辛い社会だと思います。昔から「一人前は食えないけど、二人前は食える」と言います。共稼ぎで生きられる時代だと思います。だとしたら、男性にとっても男女機会均等法は我が事のように思います。
では、独身者はどうやって生きるか。
私としては結婚して、親世代と共に多くの子どもを育てるモデルを構築したい。でも、独身者も幸せになって欲しい。ならば、他人との共同生活のあり方を模索しなければなりません。私は生物学出身なので、生物の中でモデルを探します。そうなると、近親者との大家族制度が最初に思いつきます。
でも、そのほかにないのかな?と長らく思っています。
ネット情報の中でも、それが見いだせない。生物の数十億年の中でそのような形態があったのだろうか?無かったとしたら、我々の世代はそれを見いだせるのだろうか?
一人も見捨てないことを目指しています。だから、そのことをずっと考えています。
ま、結婚したとしても、子どもが無い家庭もあり。あっても、繋がりが殆ど無い家庭はかなりいます。そして、伴侶が先に死ねば、同じです。ということは、我々の多くが直面する問題です。
■ [大事なこと]知って下さい
私は色々と怖いことを書きます。子ども達は餓死・孤独死になる可能性が高いと書きます。どうかんがえても、極端すぎると思うのは当然です。でも、それは客観的な事実なのです。様々な客観的事実はありますが、一つだけ紹介します。
総務省の平成24年就業構造基本調査(http://www.stat.go.jp/data/shugyou/2012/pdf/kgaiyou.pdf)の88頁と89頁だけでも読んで下さい。リンクをクリックするだけです。お願いですから読んで下さい。「平成24年以前」の高校と大学を卒業した人の実態です。目の前の子どもの未来は、もっと暗い。
私が言うことが極端でしょうか?それ以外にも様々な根拠があります。
追伸 1月に出す教師向けの本には、これでもか、これでもかと客観的事実を示します。12月に出るキャリア教育本にはそうならないための指導法を書きます。そして、12月に出す親向け本ではマイルドに出します。1月に出す本に書くことは、皆さんの口から親に上手く話して下さい。まずは12月の段階で、免疫をつけて下さい。
■ [大事なこと]喧嘩の仕方
私には以前より不思議なことがあります。私に対するご批判の書き方が「下手だな」と感じてしまうのです。
例えば、昨日紹介した
『西川純て共産党なんだよ。「同志!同志!本を買ってください!」だって。』
ですが、以下のように書いた方が有効だと思うのです。
「西川純氏のネット上での発言には「同志」という言葉が多用される傾向がある。この「同志」という呼称が誰を対象にしているのか不明であり、教育に関する発言としては違和感がある。」
とか
「自らの著作に関して、多くの人に不安をかき立てて広げようとする行為は、ノストラダムス予言本に通じるものを感じる。その行為自体に、西川純氏の発言にたいする信憑性を疑わせるに十分であろう。」
のような発言の方が効果があると思うのです。
おそらく、「そ~だよね。バカみたい」、「くそオヤジ」のような2チャンネル的な言葉が自身のタイムラインに溢れて悦に浸るのであれば、『西川純て共産党なんだよ。「同志!同志!本を買ってください!」だって。』はきわめて有効でしょう。ネットユーザーは多いのですから、それでストレスを解消している人は十分にいますから。
しかし、『西川純て共産党なんだよ。「同志!同志!本を買ってください!」だって。』のような発言に反応するのは、もともと私に対して批判的な人が反応すると思います。しかしそれ以上に多いのは、私がどのような人かには興味は無く、言葉に反応し、多くの人と一緒に騒ぐ人が大好きな人でしょう。結局、その発言によって何も起こらない。
だから、私を攻めるならば、私に対して中立の人をターゲットにした発言をするべきだと思います。であれば、少なくとも出来るだけ上品な表現をする方が上策です。
しかし、それだけでは駄目です。おそらく、中立の人の多くは、その発言を聞き流します。しかし、一部は興味を持って調べるでしょう。そして、私の過去の発言をチェックするでしょう。そして、私はどのような意味を込めた発言の時に「同志」という言葉を使うかを知るでしょう。また、私がネットで自分の著作を宣伝するやり方を読み、それが下品か否かを判断するでしょう。そして、ご批判をされた人の過去の発言を調べるでしょう。そして、判断します。
幸い、ご批判の嵐の結果として『学び合い』に興味を持った人がかなりいます。
私はゼミ生に「反対者にとって手強い敵になりなさい」と教えることがあります。世の中には、「賢い味方」、「愚かな味方」、「賢い敵」、「愚かな敵」がいます。実はありがたい順に並べると、「賢い味方」>「愚かな敵」=「賢い敵」>「愚かな味方」なのです。「愚かな敵」は、その愚かさを中間層に伝えることによって、積極的にその人の敵が正当であることをアピールしてくれます。もし、相手が手強い敵だと判断すれば、「賢い敵」は攻撃をしません。そして、特に「賢い敵」は積極的に互いのメリットを探ります。困るのは「愚かな味方」です。これは「愚かな敵」と同様にその愚かさを中間層にアピールします。
私が学内政治での勝率は高いのは、自分自身が「手強く」なるように実績を高めているからです。そして、「賢い味方」と連携し、「愚かな味方」を下支えし、「賢い敵」と取引をして、「愚かな敵」を煽ります。
実は、このメモもその戦略の一環です。