■ [お誘い]教科横断的な資質・能力を育てるアクティブ・ラーニング(中学校)

「教科横断的な資質・能力を育てるアクティブ・ラーニング(中学校)」(図書文化)が出版されました。編者の上條先生は非常に懐の広い方でありとあらゆる実践を受容する方です。駆け出しの私を最初に見いだしてくれた方の一人です。
この本には様々な実践が取り入れられていますが、その中に千葉の井上さんの『学び合い』の実践も掲載されています。お勧めです。
■ [大事なこと]神の授業

教師の中で神のように思われている名人の授業をみることが職業柄あります。そのたびに、「何見ているの?」と思います。
目がキラキラしている(笑える表現ですね)のは教室の後ろから、その先生の授業を見ている教師です。
私は前の方から子どもの顔を見ています。
そうすれば、かなりの数の子どもがつまらなそうにしていたり、ぽかんとしているのが分かります。
何でこれに気づかないのか?
理由は授業中、子どもの後頭部を見ていて、指名される子どもの言葉しか聞いていないから。
その理由は、あこがれの教師に興味があるから。
その理由は、「こういう教師になりたい」という願いはあるが、「子どもを成長させたい」という願いが弱いから。
でも、授業をしている名人教師は子どもの顔を見ています。
何故気づかないのか?
理由は自分にスポットライトを当て、自分が何を語り、どのように表現しているかに集中しているから。つまり、ステージにおける役者みたいなものです。大ホールの役者は一人一人の観客を見ていない。見られるわけない。
私も二百人ぐらいの学生の前で講義をするとそうなります。憑依したようになり、最後に拍手をもらいます。(大学の講義の時にですよ)しかし、その時の私は教師ではなく役者です。
http://manabiai.g.hatena.ne.jp/daitouiruka/20161127/1480204375