■ [お誘い]岡山の会
3月11日に岡山で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://kokucheese.com/s/event/index/443358/
■ [大事なこと]失敗を避けるために
『学び合い』の実践者が増えています。実践者が増えれば、躓く人も増えることを意味します。それを避けるために、2月の下旬に東洋館から多くの実践者の失敗経験談をまとめた本を出します。また、周りの人と折り合いをつける本を明治図書からだします。
が、今、それを知りたい方へ。
まずは3つの本をお読み下さい。
「『学び合い』入門」、「学力向上テクニック入門」、「課題づくり入門」(明治図書)の三つをお勧めします。ちゃんと分かりやすい結果を出し、同僚と諍いをさければ、かなりリスクは下がります。お勧めします。
■ [大事なこと]一斉指導
一斉指導でアクティブ・ラーニングを出来るか?
二つのことを前提としたいと思います。
第一は、アクティブ・ラーニングはたまにやればいいのではなく、基本的にアクティブ・ラーニングをしなければならない。
第二は、アクティブ・ラーニングによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成しなければならない。(文部科学省の定義により)
教科学習の多くは、無味乾燥なものが多いです。例えば、漢字の書き取りとか、図形の証明とか。第一より、漢字の書き取りや、図形の証明でもアクティブ・ラーニングをしなければなりません。第二より、その授業によって認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成しなければならない。つまり、漢字の書き取りの成績を下げず、かつ、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成しなければならないのです。
おそらく、これをイメージか出来る人は殆どいないでしょう。つまり、アクティブ・ラーニングと無関係な一斉指導をしっかり行い、たまに、アクティブ・ラーニングをやればいいと思っている人が多い。でも、これはアクティブ・ラーニングではありません。
一斉指導でアクティブ・ラーニングは不可能と断じはしませんが、かなり困難であることは確かです。仮に可能だった場合でも、時間数が足りません。今の時間数でも一斉指導では足りないとしたら、それにアクティブ・ラーニングを加えたら時間オーバーになります。今の一斉指導をやめて、アクティブ・ラーニングをせざるを得ないのです。でも、「一斉指導をやめて」と踏ん切れる人ならば、一斉指導のアクティブ・ラーニングを模索するより、一斉指導と違うアクティブ・ラーニングにトライするはずです。
追伸 ここで言う一斉指導とは、従来型授業という意味です。