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2017-10-23

[]スタッフ 22:03 スタッフ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - スタッフ - 西川純のメモ スタッフ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越教育大学教職大学院の特徴はスタッフであると度々述べています。本学においては実務家教員研究者教員という分類が意味がありません。実践理論両刀遣いの人でスタッフを固めました。

 スタッフ一覧(http://www.juen.ac.jp/kj/staff/index.html)をご覧ください。実践センター教員、特任教授、特任准教授が実務家教員であることを考えれば実務家の層の厚さが分かると思います専任スタッフの実務家教員はいずれも学術研究業績もしくは学術研究に裏打ちされた実践業績を持っています。逆に研究者教員(例えば私)は実務業績を持っています

 このスタッフを維持しているのが人事基準です(http://www.juen.ac.jp/kj/staff/pdf/senko-kijun.pdf)。

 この人事基準文部科学省有識者会議資料公開し、高く評価されました。

 どこが高く評価されたかと言えば、実務家教員研究者教員の垣根がなく、実務、実践学術が等しく評価されています。これは大学世界では画期的なことです。例えば、私の教授昇任の際の業績審査では、学術論文評価されましたが、教師向け図書雑誌は全く評価対象とはなりませんでした。研究者がそれを正当に評価できないのです。逆に言えば、現場の方々は学術業績を正当に評価できません。だから、本教職大学院の人事基準画期的なのです。

 この人事基準、それを生み出した思想が、上越教育大学教職大学院教育を維持しているのです。

[]戦犯 20:05 戦犯 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 戦犯 - 西川純のメモ 戦犯 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 垂簾聴政(すいれんちょうせい)というものがあります。幼い皇帝になりかわって皇太后政治をすることです。皇帝の玉座の後ろに御簾を垂らし、その中に座って政務を行ったこからついた名前です。

 私はこの言葉を見ると、小中高校児童会・生徒会を思い浮かべます。常に教師のチェックを受けねばなりません。そんな児童会・生徒会に何かを変えようと思っている児童・生徒がいたでしょうか?いないとおもいます

 さて、そのようなことを12年間教え込まれ若い人が政治に期待し、投票に行くでしょうか?

 投票率の低さの戦犯は、教師、そして今の教育だと思います

 教師投票することを教えるならば、自治経験させねば無理だと思います

追伸 おそらく多くの教師は「無理」と思うでしょう。それは有色人種白人が導かなければならないと思った白人と同じように。百歩譲っても、どこまで任せたかを明確にした上で判断させればいいことです。自治と言って、アドだしじゃんけんだめ出しすれば、やる気を失うのは当たり前です。ようは面倒だから事前にちゃんと考えないからです。

追伸2 ちなみに西川ゼミルールは単純です。例外を明確に示した上でルールは3つだけです。(http://bit.ly/2niaq2J

1) 問題状況を生じさせない。

2) 上記の問題が生じた場合西川に指摘される場合も含む)、西川愚痴を言うのではなく、自らで解決できる。

3) 上記の解決において、メンバー集団から排除する方法はとらない。