■ [大事なこと]メッセージ
「一人も見捨てない」というメッセージ、キツいね。だから、色々な方から別な表現が良いと言われました。でも、そういう人たちも含めて「一人も見捨てない」というメッセージがあるから仲間になってくれた。「良い授業できます」ではありえない成果。
■ [大事なこと]終末論
平安後期以降の新興宗教はみな終末論を論じます。キリスト教も黙示録はそうですね。みんな、それを聞いている人の人生の範囲内、つまり数十年以内に起こることを暗示します。
私も終末論を説きます。でも、二つ違います。第一は、具体的なデータに基づき語ります。第二は、意識改革で終末と思えることがパラダイスであること(つまり、現状のパラダイスが終末であること)を語ります。
■ [大事なこと]選択
今書いている本の一節です。
私は今の学校を変えようと思い続けていました。でも、今はその呪縛から解き放されました。そして、明るい未来がイメージ出来るようになりました。しかし、その上で、教師も一人も見捨てたくない、と思います。
『いかがでしたでしょうか?
ビックリされたと思います。そして、「そんな風になるわけない」と思ったと想像します。そう思うのは当然です。私がこの章で書いたことは、今の学校組織が変われる斬新的で現実的な未来ではないのです。子ども達が一生涯幸せになれるための教育組織はどうあるべきかという視点で書いたのです。そして、そのモデルは終身雇用がない先進国(即ち日本以外の全ての先進国)でずっと前からやられていることをベースに書いたのです。しかし、終身雇用が一般的で不易だと思っている人たちには荒唐無稽に見えるでしょ。
残念ながら私も今の学校組織が本章のように変わるとは思っていません。
変わらないなら、変わらないのでよいのです。変わらなければ、既に書いたように現状の学校組織と違う教育組織(例えばフリースクール)がそれを担えばよいのです。ただし、その場合は外圧によって改革が求められてしまいます。破壊的イノベーションになってしまえば制御不能になってしまいます。そして、学校は学習指導要領の縛りもない、自由度の高い新たな教育組織と競争しなければならないのです。