■ [大事なこと]見捨てている

私は多くの子どもを見捨てました。
そして、今も見捨てている子どもはいます。
そのことを忘れません。
でも、それを解決できる力は私個人にはありません。
だから、大きなシステムを、多くの人と作り上げようとしています。
私は無罪だと思っている人が多すぎる。
もちろん、罪悪感に浸れば、自己憐憫か合理化しかありません。
だから、大きなシステムを、多くの人と作り上げる道を提案しています。
■ [大事なこと]地方大学

トップ大学の未来はどのようなものでしょう。それはアメリカのトップ大学です。もしくはミネルヴァ大学です。
じゃ、そのほかの大学は。
「学歴の経済学」では、その業界の人100人と話す意義を書きました。
それを保証できる大学は生き残ります。その100人として誰がつながれるか。それが、その大学のミッションであり、財産です。当然、グローバルな人材は相手にしませんし、相手にしてはダメです。ローカル人材との人脈勝負です。つまり、グローバル指向のアカデミック教員の出る幕は無いのです。早く脱皮せねば。早く脱皮できたら、ブレイクです。
■ [大事なこと]安定

公務員以外に安定職業は無いのでしょうか?
「学歴の経済学」の最後に書いたものがそれです。つまり、地元の中小企業が人的ネットワークで繋がったものです。一つ一つの企業は潰れるでしょう。クビになるでしょう。しかし、個人としてはそのネットワークの中で拾われるのです。
私は『学び合い』を通して、それを実現したいと思っています。
というレベルで私はアクティブ・ラーニングを理解しています。
■ [大事なこと]偏差値60

もし偏差値60ぐらいの高校生さんに「お勧めの大学はどこですか?」と聞かれたら、「上越教育大学」と勧めます。
偏差値65以上だったら、トップ大学に進み今までの成功モデルにのっとって進めばいい。しかし、偏差値60ぐらいだったら成功モデルが危うい。とくに、その人が40歳代になったときが危うい。すでに終身雇用は崩れているし、企業の寿命は短い。40歳代、50歳代に失業するのは厳しいですよね。その時代において終身雇用が残っていたと「したら」公務員です。その中で教員は相対的に給与が高い。だから教員がお勧めです。
上越教育大学の売りは色々と前に書きました。その教育内容のすごさはここでは書きません。しかし、それをさっ引いてもいろいろな売りがあります。その中でも単科大学というのが売りです。単科大学だと、迷いが少なく教員の道に進みます。そして、上越教育大学は全国区の大学なので、いろいろな都道府県を受けることに抵抗感がありません。それが全国トップレベルの合格率を維持している理由です。
ま、偏差値60ぐらいの生徒は見向きもしないでしょう。だって、我が息子に話しても納得しません。今の子どもたちも、今の価値観の中に縛られています。親でさえ説得できない。
今、偏差値60ぐらいの生徒が受験したら確実に合格します。そして、大学入試と同じようなテストをやって筆記重視の教員採用試験だったら合格します。
だから今、呪縛を逃れられる生徒は、30年後によかったと分かるでしょう。