■ [大事なこと]妄想
出版業界の方々に電子書籍のことを話すと、「時期尚早」と言われます。そうですね、今の現状を考えれればその通りです。
でも、未来予測は「今はこうです」というものがありますが、若い人の行動を見ていると、違うように思います。
まあ、いつかは意見が分かれますが、いずれそうなるということは一致しています。
いち早く、初期市場を占有しましょう。『学び合い』実践者だったら、先に紹介した本を読み終わったら、サポートしますよ。
電子書籍のいいところ。
第一に、売れなくてもいい。あなたの本で触発された人が
10人で会っても、その人たちが生涯に教える子ども地方都市一つぐらいはあります。みなさんが「一人も見捨てるな」と求める意味が大きい。
第二に、分量は自由です。50ページでいいのです。
みなさん、自分の実践をワードで書いてください。ようは、若い後輩、大学生をイメージしてください。
みんなが出版したら、社会・日本が変わります。
追伸 本当に簡単です。
■ [大事なこと]電子書籍
私が最初に書籍に関わったのは、平成4年に発刊された日本理科教育学会が編集した理科教育講座の学習理論に関する分担執筆からです。それから現在(平成30年11月)までに88冊の本に関わりました。それらの本の書き方に関して、平成22年に出版した「『学び合い』スタートブック」(学陽書房)以降と、それ以前の書籍の書き方は全く異なっています。
スタートブック以前の書籍は学術的根拠を示しながら書いていました。一方、スタートブック以降は学術的根拠を出来るだけ省略し、実際のノウハウを中心に書いています。スタートブックは発売以降2万冊以上が売れました。教育関係の書籍としては例外的なヒット作と言えるでしょう。これは、その書き方が一般の教師のニーズにフィットしていたからだと思います。
しかし、ノウハウ中心であることに物足りなさを感じている読者もいます。『学び合い』のノウハウは全て学術的な根拠に基づいています。例えば、『学び合い』ではグループ、班を教師が形成しません。これは膨大な学術データに基づいて確立されたノウハウなのです。しかし、ノウハウ中心の本だけでは、何故、グループや班を教師が形成しないのかが分かりません。そのため我流でグループや班を作ってしまう人もいます。
現在、学術的な根拠を示した書籍は絶版で手に入りにくくなっています。今回、Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)の仕組みを使って再版することが出来ました。『学び合い』のノウハウを理解し、『学び合い』実践をしている方々に、これらの本をお読みいただきたいと思います。
西川研究室に所属する学部生、大学院生は、必ず、今回再版する本を読みます。それは「なぜ、理科は難しいと言われるのか?」、「学び合う教室」、「学び合いの仕組みと不思議」、「静かに!を言わない授業」、「座りなさい!を言わない授業」、「忙しい!を誰も言わない学校」、「勉強しなさい!を言わない授業」、「気になる子の指導に悩むあなたへ」の8冊です。ここに書いた順序で読みます。これによって認知心理学的研究の結果として一斉指導の限界を明らかになってから、どんどん進化する『学び合い』の形成過程を追体験することが出来るのです。そのため今回の発刊に際して、加筆・修正することを最小限にしました。例えば、『学び合い』というネーミングは平成14年2月2日に決めました。従って、それ以前の本には使っていません。
多くの人にとって『学び合い』は革命的すぎて、どうしてこのような教育が生まれたのか分からないと思います。しかし、上記を読み進めることによって、「あ~なるほどね」と納得することが出来るのです。それ故に、西川研究室では上記の本を、上記の順序で読むことを最初にします。読者の方も是非、上記の本を上記の順序で読むことを薦めます。
本の一覧は、以下をクリック下さい。
この本の発刊において、表紙画像の利用を快諾していただいた東洋館に感謝します。また、表紙画像の加工は二井進さんのご協力をいただきました。ありがとうございます。
■ [大事なこと]電子書籍の利用法
電子書籍を使ったことのない方は、さて、どうしたら読めるのかな?とお思いでしょう。でも、もし、iPadやiPhoneをお持ちならば、直ぐに使えます。使ってみると本当に便利です。極端ですが、電子書籍があれば物理的な本を買わないと思います。
高瀬浩之さんが作ってくれた説明書をお読み下さい。高瀬さんありがとうございます。
■ [お誘い]電子書籍
『学び合い』の実践者の方々へのお誘いです。
本を出しませんか?
KDPの仕組みを使えば笑っちゃうほど簡単に本を出すことができます。皆さんの持っている様々な知恵を書籍として世に出しませんか?
そんなの無理と思っている方々にご紹介します。
「さるでもできるKindle2018」(250円)、「WordとPowerPointでKindle電子書籍が簡単にできる!」(463円)、「Wordで作れた!Kindle電子出版2018」(100円)、「副業?!キンドル出版だろ!」(99円)の4冊をご紹介します。カッコが価格です。安いですよね。四冊合わせても912円です。ちなみにKindleunlimitedの会員でしたら全部無料です。
これらをご紹介したのは最新の情報に基づいているからです。というのはKDPのサービスは日進月歩です。昔はもの凄く手間がかかっていたのが、もの凄く簡単に出来るのです。書籍の本の場合、情報が古い可能性があります。
読めば分かります。本当に笑っちゃうほど簡単に出版できるのです。
今回、私は「『学び合い』出版」という架空の出版会社を創造しました。『学び合い』実践者ならばご自由にお使い下さい。
なお、今回、上記の4つの書いていないことが分かりました。KDPで本を出すことの最大の障害は米国の納税者番号(TIN)を取得しなければならないところです。2013年度あたりの本には、そのことを長々と書いています。が、今回、フリーランスティーチャーの田中さんに教えてもらいました。マイナンバーを入力すればいいのです。分からなかったので、1ヶ月遅れてしまいました。一緒に悩んでくれた福坂昂大さんありがとうございます。