■ [大事なこと]2年間
私がいわゆる学校現場で生きたのは2年間です。それで逃げたのです。だから、長年、現場で頑張っている方々には「たかが2年」と思われるでしょう。そうです。たかが2年です。
でも、私はそのたかが2年によって、その後の30年以上を呪縛されています。
私はたかが2年で潰れた自分の弱さを忘れません。同時に、ギリギリの子どものつらさと、それを何も出来なかった自分を忘れません。今でも、気を許すと泣き崩れる自分がいます。私の2年を笑う人がいたら、その人たちに言いたい、子どもの業を知っているのか、と。子どもの抱えている業は深い。それと対面し、それを解決できない自分と向き合って2年以上耐えられるとは、実は私は信じていません。