■ [嬉しい]好評
「人生100年時代を生き抜く子を育てる! 個別最適化の教育」(https://amzn.to/2KtwrF3)が好評です。出版してから、今も衰えずニーズがある。何故だろう、と考えました。
応えは出版意図通りに教員以外の人に読まれているからだと思います。
出版社の方から、採用数年の人向けに書くことを求められます。つまり、それ以上の教員の多くは学ぼうとしません。ただし、『学び合い』のユーザーは、「とりあえず授業できればいいや」ではありません。
私はやがて消えます。
私は伝えます。が、みんなでやりましょう。
■ [大事なこと]市場価値
「役に立たない資格」でググれば、いっぱい見つかります。もし、その資格をとるための学費が半額になったら、期間が半分になったら、あなたはその資格を取ろうとしますか?おそらく多くの人は、役に立たないことを理解してしまえば、学費や期間に関係なく取ろうとしません。
この記事(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191112-00000039-sasahi-life&p=1&fbclid=IwAR0wpN_gUBiqvtjUB0RzBfjqX_ji9k-p1rEip96UvKGzUH8JTaUjRyCsmuk)を読んで、それを思いました。
私が高校教師の時、中学校3年間の出席日数が数日の子が入学しました。出席日数が数日であっても「中学校課程を修了した」という卒業証書はもらえます。もちろん、工業化社会の多くの高校はそのような子を受け入れないでしょう。でも、高卒の資格にどれほどの価値があるでしょうか?その子が個別最適化した能力を持っているならば、それを受け入れる広域通信制高校はあるでしょう。いや、高校卒業しなくても、高校卒業程度認定試験を受ければいいのです。
工業化社会の学校の変化は遅いでしょう。でも、工業化社会で生き残れないことを知っている経済・産業界は学校教育制度を捨てて、別の選択肢を選ぶでしょう。すでにGAFAはそうなっています。
『「役立つ資格」を検索したら出るような資格を複数持っており、実務経験がある小中高をフリースクールで過ごした人』と、資格や実務経験が無く、枕草子を専攻した大学生と企業はどちらを取るでしょうか?
今回の一連のことで経済・産業界は文部科学省を見切ったと思います。教育再生実行会議において文部科学省の扱いに変化があると予想しています。