私の学部時代の指導教官の石坂先生は実に金離れのいい人でした。驕られることが繰り返されたので、ゼミ生同士で「まずいんじゃないか」と思い始めました。そのことを石坂先生に言ったら「私もおごられた、君たちが教師になったらおごればいい」と言われました。それを言われた当時は自分がおごる立場になることは分からなかったので、気楽におごられました。
ゼミ生を持ち、おごる立場になると、大変なことだと理解しました。でも、素直に金を出せます。年間の飲み会の数は変わりますが、少なくとも30万円、多いときは50万円強はご厚志にだします。出すときには迷いはないですし、気持ちよく出せます。
それは数十年続いています。
本日、家内から買い物を頼まれました。その店のクーポン、キャッスレスのおかげで18円お得になりました。それが嬉しくて、心豊かになります。
ということを帰りの車で気づいて笑いました。ま、それでいいのです。