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子どもをいちばん大切にする学校

 「子どもをいちばん大切にする学校」(https://amzn.to/2RpetGQ)を一気読みしました。私をフォローし続けている方だったら絶対にワクワクします。そして、可能性を感じると思います。

 内容はフリースクールで有名な東京シューレが、一条校を創り上げ、それを育てていく過程が書かれています。不登校特区の特例を最大限に活かして、自由で柔軟な教育を実現したのです。

 恥ずかしながら、フリースクールが一条校に比べて不当な差別をこれほど受けているとは知りませんでした。だから、一条校にすることの意義は大きい。

日本中には現状の学校にフィットできない15歳以下の子どものためのフリースクールがあります。そこで汗をかいている方々もおられます。子弟をそこで学ばせている方々もおられます。是非、フリースクールの一条校を検討すべきです。東京シューレをはじめとして、既設の不登校特例校は既に多くの障壁を乗り越え、それを「前例」としました。役所相手の交渉において、「前例」は大きな武器です。

 不登校特例校に入学するには、不登校が30日以上あることが条件です。でも、30日間ずっと自宅にいる必要性なんてありません。30日間はフリースクールとして受け入れ、その後、不登校特例校に入学したという形にすればいいことです。我が子に合った教育を求める子ども・保護者の場合、上記のように入学するのではないかと思います。

 現状の公立学校が行き詰まったとき、行政は舵を切ります。その時、モデルになるのは既存の広域通信制高校と不登校特例校だと思います。その意味で、現在教員の方々も読むべき本です。久しぶりに希望が持てる本です。