子どもの時、思いっきり食べたいと思ったものありませんでしたか?
私は色々あります。
まずは、唐揚げです。普段は食べられないけど、遠足とか、運動会の時に食べられます。
シュークリームが大好きでした。でも、エクレアがあることを知り、この世の中に、これほど美味しいものがあるのか、と思いました。
オレンジが美味しいと思いました。ミカンとは違う。
冬になると豚まんが売り出されます。甘辛い肉汁に魅了されました。
大学に進学し、途中下車して池袋のデパートのレストランに行きました。そこにチキンバスケットというものを発見して、思いっきり唐揚げを食べました。
エクレアを5個ぐらい食べました。
オレンジが自由化して、ミカンなみの値段で食べられるようになりました。
大学生の頃、一食、全部豚まんにしたことがあります。
結果分かったこと、「もおいいな」です。美味しいけど、必死になることでないことを知ります。
これは大人になってからも同じです。
助手時代が長かった私は、早く、教授になりたかった。上越教育大学の最年少で教授になりました。
学術論文を量産した私は学会賞が欲しかった。これも最年少で受賞した。
でも、喜びの賞味期限は半年です。
私の喜びは何か?
家内と一緒に目覚め、家内の朝食を食べ、家内の弁当を食べ、家内の夕食を食べながら晩酌し、家内と一緒に寝る。
人の幸せは、身近なのです。
この世に神がいて、その神が我々を愛してくれるなら、普通に幸せがあるようにしてくれるはずです。
本日も、幸せです。